● 4回目のワクチン(オミクロン対応)やってきました。初めて行く中野ブロードウェイのクリニックなんですが「こんなところに医者がいるのか?」と思うような閑散とした片隅にひっそりあるような佇まい。でも、待合は人でいっぱい。人気のお医者さんなんだな。実際に接してみて、なぜ人気かがよくわかりました。サバサバして、はっきりキッパリ受け応えてくれて、すごく印象の良い先生。受付の女性も口調は砕け気味だけどフレンドリーでテキパキやってくれる。これまで受診した近所のお医者さんの中では確かに一番いいな。(かかりつけは総合病院だけど)

● 今の所、副反応はまだ大丈夫っぽいんだけど。熱とか出ちゃうのかな?と心配しつつ今日は早めに布団に入ることにします。その前に仕事の見積書、仕様書あたりをまとめて作っておこう。熱が出る前に!

●  矢吹駆シリーズの最新作が発売になる!ということで再読に挑んだ『哲学者の密室』やっと読み終わりました。めっちゃ長かった。寝る前に読んでるんだけど、ここ数ヶ月は足むずむず病対策で眠り薬を飲んでるから読んでるとすぐ眠くなっちゃうんで、進まないんですよ。面白いんだけど。舞台は70年代。いわゆる「革命の季節」の中のパリ郊外の屋敷で起きた三重密室殺人事件。それと呼応して、二次大戦中のナチスのユダヤ人絶滅収容所の中での三重密室殺人事件のエピソードが絡んでくる。しかも主題は「ハイデガー」(劇中ではハルバッハと改名されているけど著作、論文名はまさにハイデガー)という、歴史的、哲学的、大掛かりなミステリです。

● とにかく、謎解きのプロセスがくどいくらいに描写されてるので、ミステリ好きとしては「面白い」としか言いようがないんですけど、同様のボリュームで「哲学」の話が延々続くので読むのがかなり大変な作品なんですよ。文庫本で1200ページくらいあるので、単純に分量も半端ないのです。人生で2度目になったけど、3度目はちょっと……というくらいに骨のある作品でした。さて……笠井潔の新作を読む前に、他の本を読もう。ということは……読書前のおさらいにならないじゃないか!という結果になったのでした!

● ワクチン前にガッチリ食べておこう!と思って、今日は「長いこと中野界隈に住んでるけど入ったことのない古い感じのお店」攻略に挑戦。比較的、食べに行く「うなとと」「王将」「眠民」の近くにありながら、一度も足を踏み入れたことのなかった「ハンバーグハウス」。

● 長年やってると言うことは、常連が支えているようなお店だと思うんですけど、ファミレスなんかでハンバーグ食べちゃうので、わざわざハンバーグ食べに入らないんですよ。でも今日は一念発起!頼んだのは、なんだか機になる「メキシカンハンバーグ」

● ハンバーグの上にかかっているのは、ミックスベジタブルの入ったケチャップ!プラス何か!多分、味からするとクミンとチリペッパーなんじゃないか?と思うんですが……ケチャップ味が強くてメキシコ?と言われると「そこまででもないよな」という感じ。これだと、この「お店の個性」が理解できなかったかもしれません。ああー、これだったらプレーンなハンバーグステーキを食べておけばよかったか?これに味噌汁と、ライス(比較的大盛り)がついて900円。リピートはしないかもしれないんですが、悪くはないです。お店の雰囲気も古い喫茶店的な趣もあって中野らしいのかも。

● 再開発激しい中野だけに、こういう古いお店を体験しておくなら今!みたいな感覚になってしまうんですよ。もう「中古時計屋」と「チェーン薬局」はいらないよ!