● 『リコリスリコイル』最終回まで完走。ラストエピソードに4話使うというのは思ってもいない大ボリュームでしたが、全体のバランスとして「このくらい」はないと説得力がない、と踏んだんだろうなと言う感じ。主人公の行動原理が「基本は青臭い」(だからラスト4話はかなりヤキモキさせられる)ので、あっさり語ってしまうとペラく見えちゃうことになるんだろうなと思いました。くどいくらい「青臭く」することで、なんか深みがあるようにも思えてくるという構造。個人的には、その点に関してはうまくやれてたんじゃないかと思います。人気が出たら続編、みたいな思惑も諸々のディティールから読み取れるし、やろうとしたことは全てやった、という制作側の思いが伝わってきました。途中で挫けず、最後まで見届けられて本当に良かったです。

● 『機動戦士ガンダム水星の魔女』世間の評判は良いみたいなのですが、個人的には3話目にしてやっと面白かったです。設定とか仕掛けとか人間関係とかの面白さが要求されているのはわかるんですが、ガンダムのテレビシリーズである以上は「出現したコンフリクトをロボット戦で乗り越える。乗り越えたことによって新たなコンフリクトが生まれる」と言うのが必要だと思っていて、その仕立て方と解決がバランス良く1エピソードの中に収まったのが今回の筋立てだと思うんですよ。1話、2話と、主人公の「アワアワ」を推進力にしていたのがとにかくもどかしかったので、ようやく「ノれた」と言うのが正直な気持ち。

● 渋谷のLOFTで「やさしいおおかみウルフくん」のフェアやってるとい言うので、連続渋谷。渋谷のLOFTに来るのなんて数年ぶり。1階の一部スペースが、ヴィレバン的というか、FEWMANY的というか、キャラクターデザイナーの人たちのグッズを集めたブースになっていて結構面白かったです。その中にウルフくんもいました。

● しかも結構なアイテム数。今回の「ゆっくりいこう」アイテムに加えて名古屋や京都、横浜でフェアやった時のものであろうアイテムも揃っていてなかなかよかった!!

● あとは、先日行列で断念した「喜楽」の雪辱戦。ちょっとだけ並んだんですが、ちゃんと「中華麺」に辿り着けました。焦がしネギベースのスープはやっぱり美味しい!そして「クロンぼ(この店では味付け卵を昔からそう呼んでた)」も健在。

● ただ、久しぶりに食べてみて思ったんですが、麺変わったのかな?太くなった?3年くらい前までは平打ち麺だったと思うんだけど……。そして茹でも「固め」になった?以前の喜楽の面は、こんなにゴワゴワじゃなかったと思うんですけど。これはブームに乗ったと言うことなのかな?だとしたら残念。そもそも、この店の麺の茹で加減は昔からテキトー(に見えた)で、それなのに毎回味が安定しているという奇跡のようなお店だったわけです。その手法のみが残って、職人さんが変わったら、まあ、こう言う日があるのかもしれない。この麺の固さは「本日のコンディションである」と思いたいな。オレは喜楽のスープに合うのは、もうちょいちゃんと茹でた平打ち麺であって欲しいと思っています。