● 何がきっかけだったか、急に『ラムのラブソング』を聴いていて思い出しました。『うる星やつら』放送当時、原作とアニメの「笑い」の質の差に少々がっかりしつつ、大好きな高橋留美子の漫画がとうとうアニメになったか!という気持ちで大喜び。確かオンエアの1週間後が体育祭で、クラスの立て看板を描くように言われてた(美術部だったので)ので勇んで「ビキニのラムちゃん」をノーズアート風に描いて喜ばれた記憶があるんです。そのくらいアニメ「うる星やつら」は高校でも人気だったんだなあ(オタク的素養あるなしに関わらず。もちろんオタクという言葉がなかった時代)。
● 方や高校の軽音楽部のサブカル音楽方面の友達は「とにかくオープニングがすごい、だって小林泉美だぜ」と興奮していたのを思い出します。小林泉美といえば高中正義とかSQUAREとか当時の日本のポップミュージック界の最先端と一緒に活動していたし、バンド「小林泉美&Flying Mimi Band」名義でのアルバムが何枚かリリースされた後で、いわゆるポップスファンの間では「スゴいアーティスト」として認識されてたみたいなんですよ。それがアニメのテーマソング?ってことでそちら方面で盛り上がってたということですね。よく分かってなかった自分も「そういう目線の興奮ってあるのか」と驚いた記憶があります。
● 確かに、今聴いてもめっちゃポップだし、アレンジが可愛くて当時としては斬新すぎてカバーするのが超困難な楽曲。今思えば、本人が作曲だけでなくボーカルまでやってる2代目OP『ダンシングスター』もカッコいい(このアニメの真顔ダンスのテイストは『ピースメイカー』のOPにも通じる)し、番組変わって『恋の呪文はスキトキメキトキス』(伊藤さやかの舌ったらずな感じが良いのでたまに聴きたくなる)なんかも小林泉美だったりして、サブカル音楽方面の友達の着目したところは的確だったんですね。すごいな小林泉美!
● ちなみに、近年になって、うる星やつらのBGMなどを担当した安西史孝が自分のSNS「NANA」で作曲時のデモテープが公開されたりしていて、それもまたオリジナルの小林泉美の仮歌が聞けて可愛いのでぜひ聴いてみて。
● あと「ダンシングスター」の元歌。「CRESCENT PIERCE 」も!
● 何年か前に話題になってたダイソーのマルセイユ石鹸がうちの戸棚になあったので、お風呂用に下ろしました。「王家の石鹸」ことマルセイユ石鹸は正真正銘のフランスはサボネリー・デュ・ミディ社製。独自ルートの仕入れらしくてまだ売ってるので気になる人は買ってみて!
● いろんなフレーバーが買えるんですけど、フランスでは「マルセイユソープ」と名乗っていいのは香料なしの、この「オリーブ」のみらしいですよ。そんな立派なものが100円なんてすごいよなということでしたが、
● これは高級な石鹸なんだ!って思いながら使ってみたんですが、それなりのクセのある匂いが気になる!いつも「牛乳石鹸」使ってるからなあ……。でも、しっかり洗えるし、同メーカーの綺麗な包装紙に包まれた「サボン・マルセイユ」は500円しますからね。高い石鹸だから、きっといいものなんだ!という思い込みのみが、オレを支えているのです。正直、牛乳石鹸の方がいい匂い……。