● 今日はオタク大賞マンスリー『夏休みウルトラチャンピオンまつり』で中沢健さん、ガイガン山崎さんとウルトラマンについてしゃべりました。各自の考える「子供に見せたいウルトラマン」ベストセレクション!トリッキーな部分もありつつ、きっちりと「マトモなウルトラガイド」になっていたんじゃないかと思います。
● あと、ガイ山さんの話に出たNetflixのアニメ『ジェイコブと海の怪物』は、本当におすすめ!『ヒックとドラゴン』とは違ったアプローチで人間と怪獣のお話をやってるわけですけど、ジュブナイルとしても、アクション映画としても、そして2022年の作品としてもよく考えて作られてるし、CG表現のクオリティも高い。キャラクターはいわゆるアニメーション的だけど、カットによっては超高精度のフォトリアルさで実写にすら見えるんですよ。さらには、怪獣の巨大感を見せるためのレイアウト、怪獣と戦う際の戦略、攻防、さらには怪獣への共感、などなど怪獣映画のキモまで盛り込まれていて必見です。
● で、ニュースコーナーで紹介した『スーパーロボット&ヒーローARTWORKS』とてもいいですね!アニメーター越智一裕作画による、東映動画系「版権絵」ががっちり掲載された画集。これが、本当にすごい。DVD、Blu-rayのボックスのために描かれた版権絵がメインなんですけど、東映動画の当時の作画イメージをアップデート、高密度化したもので「ニュアンスの再現度」が素晴らしい。リニューアルではなくて、まさにアップデート、リマスターに近い画稿ばかり。
● ポーズ一つにしても、きちんと劇中シーンから元ネタを引いているので旧作ファンも納得の出来だと思います(シーンごと、各話の作画監督のタッチまで意識して描かれています)。機械獣大集合とか、デーモン族大集合とか、夢のような画稿!さらに買わなきゃ手に入らなかった(当然オレは買ってない)パッケージ絵が山盛り。日本では入手できなかった海外版DVDパッケージなんて初見ですけど、これもいい。見開きで、機械獣、ドーン!!
● 個人的には『デビルマン』『ドロロンえん魔くん』の妖獣、妖怪がコンプされてるのがいいなあ。ただでさえ設定資料も少ないキャラクターなんだけど、こうやってリマスターされてカラーで見られるだけで幸せ!この当時の東映動画作品のアップデートの再現、越智一裕さすがですよ!
● 今回は東映、しかもダイナミック系をメインとした構成になっていて、それはそれでストライク!なんですけど、まだ収録されていないライディーンとか、コンバトラーとか、タツノコプロとか色々あるので第二弾も出たらいいな。それからこの感じで、今野直幸の石森作品画集、出してもらえないかなー。009、キカイダー、009−1、色々とまとめてカラー大判で見たいんだけどなあ!!