● 仕事が、悲しいことか、喜ばしいことかわからないけど「ひと段落」ついちゃったので、今日も映画に行ってきました。観たのは『ゴーストバスターズ/アフターライフ』。

● 正直、展開が結構地味で、かといって巧みに伏線はったミステリ要素とかではなく、単純に「もっさり」した……率直に言えばダルい作品に感じました。ただ、だからと言って「いまいちだったね」とは言い難い魅力があって、おすすめするのも非常に微妙な作品。『ゴーストバスターズ』の続編と言いながら、かなり異質な小品として「楽しい」映画です。色々、叩かれたけど女性キャストで固めたリブートの『ゴーストバスターズ』の方が、映画の出来としては全然上!面白さも断然上!だと思うあたり、妙にしこりは残りました。もちろん脇にはポール・ラッド(アントマン)が出ていたり、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の男の子が成長してお兄ちゃん役で出ていたり、過去作とのリンクが盛大にあったりのサービスもあるんだけど、メインのストーリーに頼るにはちょっと貧弱ではあるんですよ。そもそもお話のスケールも小さい(予算も少なそう)からブロックバスター的な「大作映画」を期待したらいけないので、そこそこ楽しめたら「OK!」っていう部類のものなんだろうな。
● ただ、そのダルいムードをさておいて、楽しんで観ていられるのはひとえに主演の女の子、フィービー役のマッケナ・グレイスのかわいらしさゆえなんです。ナードな感じの眼鏡っ子で、しかもクール。表情も豊かとは言えないさっぱりした、中世的な感じもする女の子なんですけど彼女が可愛い。アニメファン、特撮ファンに向けて例えるなら、口数の少ない神野 銘(『ゴジラS.P』)。なにしろ、オレは取材でインタビューして以来、宮本侑芽めっちゃ推してるからな!!感情の表出が希薄なんだけど、そこに強さとか凛々しさを感じる。でも、ちゃんと女の子ならではのしなやかさも持っている感じ。ニューウェーブとか言われていた時期の少女マンガのヒロインにいるタイプ。あー、大島弓子か。大島弓子のヒロインにこういう子、いるよね!っていう感じ。
● なので、フィービーを追っかけて観ているだけで楽しい映画なんです。可愛い眼鏡っ子の活躍を見るために1900円払っても全然大丈夫な映画ですよ!上映館も少ないし、箱も、時間も想像以上に少ないし、お客もちょぼちょぼなので、「観よう」って思う人は早めに行かないと終わっちゃうかも。メガネの女の子好きは急げ!予告編だと、あんまり出ないのかな?って思うけど、ガッツリ主役!ですよ!!
● あと、予告編でデルトロの新作『ナイトメア・アリー』がかかりました。デルトロっぽさ全開で、面白うそうじゃないですか?!
● 夕飯は彼女が作ってくれた角煮丼。

● ああ、プレイモビルのゴーストバスターズシリーズは可愛いんだよな。これで「フィービー」でないかなあ?
