● 『エターナルズ』、取材、原稿まとめの間隙を縫ってやっと観ました。始まる前は2時間超という上映時間にビビっていたんですが、鑑賞中は別にだるくなる部分もなくラストまで行けました。全体として「わからない」って事はないんですが、実際「部分部分で、わからない事は山ほどある」映画なんですよ。「え?細かいとこかもしれないけど、なんでその設定?」ってところはちょこちょこある。

● 物語として「敵」が曖昧で、意志も感じられず、故にヒーローがヒーローとして見えないという弱点もあるんですよね。語られる「究極の選択」の結論も「先送り」になっているようにしか思えず。おかげで「画」もスカッとしたカットがほとんどない。エンドロールでも、お決まりで次回作へのフックを入れてくるんだけど、それがかえってこの「スケールは宇宙規模でデカい話」を締めとしてモヤっとさせちゃってると思う。飽きずに観られるけど、面白かったのはインド映画スターのベタなコメディ部分くらい。あとはヒーロー映画として楽しめない。これって確かに、MCUの新しい形だとは思うけど「それでいいのか?」という部分はすごく感じました。 

● もうひとつ思ったのは「物語として特に必要がない」と思われる「多様性の盛り込み方」とか「ダイバーシティ」って、どこまで行くんだろう?とは感じました。「正しいから盛り込みました」じゃなくて、「フィクション」を語る上で「なんで?」と思わせない方法はちゃんとしてほしいな。

● 帰宅して「あ!今日から『ホークアイ』配信だ!」と思い出して公開になった1話、2話をを視聴。主人公の女の子(新ホークアイ)のキャラ立てはスマートに上手くいってる感じ。バートンのしょぼくれ方もいい。

● あとは、このドタバタをどうまとめていくか、だと思うんですが、このところのマーベルのテレビシリーズの「そつのなさ」を観ている限り、映画より安心して楽しめそうです(スケール感はないだろうけど)。二代目ブラック・ウィドウも出るのかな?

● 先日も中野ブロードウェイの300円コーナーでゴジラのミニソフビを入手した報告しましたが、あそこは何でもかんでも放り込まれるので、ちらっとでも覗くと割と「個人的にいいもの」が格安で入手できるパターンがあるんでいいんですよ。例えば、このウルトラマン(Cタイプ)とバルタン星人(3代目) もセットで300円だったもの。15年くらい前の雑誌「フィギュア王」の付録なんですけど、市販されなかったソフビ道のラインナップなので、ソフビ道集めている人にとっては結構価値があるんですよ。2代目?とも思うんですけど、そっちの方はスペルゲン反射板が開いた状態のものが発売されてるので、都合上、こちらを3代目にカウントしてるんです。自分はリアルタイムでは集めていなくて、後から安いものをちょいちょい見つけては買っている状態なんですけど、そういうスタンスのオレにとっては嬉しいめっけものでした。

● このソフビ道、本当サイズの割に出来が良いので大好き。初代「ウルトラマン」の怪獣は多めで充実してるんじゃないですかね(ザラガスとかケムラーとか美味しいところは欠けてるのが残念!)。グリーンモンスや、ミイラ人間まで出てるから!好きなギャンゴ、ベムラーなんかは2つ持っています。中古価格も単体だとジャンク扱いで安く入手できる機会も多いので、ダラダラとコレクション始めるにも最適。(シリーズ7まで出た後『ウルトラマンモンスターズ』という名前で少しだけ追加されてます。)

● 先日の納品で終わりかな?と思っていた案件、さらに追加取材が発生したので明日取材予定です。取材準備して、今日はおやすみなさない、です。