● 今日はインタビュー仕事で上井草へ。察しの良い人ならどこの会社かわかるだろうけども、今日の仕事は珍しく「インタビュー後、文字化しない」やつ(映像の仕事)なので本当ならお気楽に「パッとやって、パッと帰る」はずの段取りなんですけど、そうも行かなかったのはお相手が大御所だったから。富野由悠季監督と、高橋良輔監督のインタビュー1時間づつのダブルヘッダーなんて、信じられますか?!ビビって当然でしょ?昨夜から不安で、不安で……。

● で、来てみて思ったけど、初めてなんですよ、上井草で電車降りるの!何度もタイムラインで見た、あの駅前のガンダム像、写真撮っちゃったくらいに!

● そして、今日の取材とはまるで関係ないけど、可愛い小児科の看板まで撮影しちゃったくらいに!(アニメ関連の仕事をしている人たちには「ああ、ありますよね」なやつなんだろうけども、初見だと「お!なかなかいいぞ!」な看板に思えたのです)

● で、インタビューの方は「叱られ」もせず、無事楽しく終わりまして、ホッとしました。

● このところちょこちょこ寝る前に読んでいたアンソニー・ホロヴィッツの「メインテーマは殺人」(昨年のヒット作)読み終わったんですけど、なるほど、予想よりだいぶ地味でした。ブラフをかましながら物語を引っ張っていく感じ、心理描写をベースに推理を積み重ねていく感じはまさに古典的なミステリ。それを現代風にスマートにまとめた良作!って思いましたけど、日本人の好きな「どんでん返し」みたいなアクロバットがない分、新本格以降の若いミステリファンには物足りないだろうなあ。(オレも、その点については物足りない)すごいのは、物語構造自体がトリッキーなんですよね。ホロヴィッツがちゃんと現実の著作や仕事を踏まえながら、小説世界のキャラクターとして存在しているという。で、その小説世界の「リアル」を、ドキュメンタリーとしてまとめたものが、本作に当たるわけ。小説世界の中では「ドキュメンタリーだから神視点はやめろ」と、探偵役のキャラクターに注意されてしまう、なんて描写もある。だから、「一人称」のミステリとしてめちゃくちゃフェアなんですよ。

● 物語は全てが綺麗に丸く収まる系、ではなく、きちんと整理された上で真相が明かされる、って話なので、そこのところは正直「え?それでいいの?リアルだけど」ってなっちゃうわけで、好みのミステリとは言い難いんですけど、「やり口」としては、自分の「仕事的に勉強になりました」ね。このあと、同一キャラクターによる今年の話題作『その裁きは死』も試しに行ってみようかどうか思案中です。ちょっと、マンガっぽいミステリでも挟んでおこうかな。

● 『スタートレック』といえば、現役タイトルはNetflixの『スタートレック:ディスカバリー』だと思ってたんですけど、今度はAmazonプライムビデオでも新しい『スタートレック』が始まるとのこと。アニメ版だっていうから、どんなものかと思ったら『スター・トレック:ロワー・デックス』。原案・脚本が「リック・アンド・モーティ」のマイク・マクマホンなんだ。これは、これで面白そうだぞ!配信は1月22日から。楽しみに待とう。

● 明日はクリスマスイヴだけど、夜には、個人レッスンの仕事が入ってるし(しかし、よく、イヴに動画編集のレッスンを受講しようなんて考えたなあ……。オレは仕事優先だからもちろんありがたく引き受けたけど)。さらに明後日に東映方面の取材が控えている(毎年恒例の「そういうシーズン」がやってきたんですよ!今年は、何本こなせるんだろうか……?本数だけでいうなら、毎年、更新してる気がする)んで、その準備を少しづつしながら、今夜は「ユナイテッド・シネマ」の予約係を命じられているので、油断できない夜を過ごしています。

● 年末は忙しいっていうけど、本当そんな感じになってきたじゃないか!!今年の年間収入は激減したけどもさ!!