● 今日、Netflix観てたらおすすめの「豪快なアクション映画」ジャンルに、意外な伏兵が!まあ、豪快といえば豪快だけど、そこにしれっと入っちゃうもんなの?

● また、サムネイルのメガロゴジの顔が、いい味出しちゃってるんだよな。しかしいつでも『ゴジラ対メガロ』が観られる2020年の冬は、いい冬だな。
● え?大丈夫かよ?と思ったのは「格安PCRに希望殺到 偽陰性用心を、都心で相次ぎ開設」って記事。オレの知識が間違ってなければ(その後、根本的な情報がアップデートされていなければ)PCR検査は正確性7割だから、検査結果で陽性が出ても、陰性が出ても「その結果は絶対ではない」ってこと(だから意味がない、とまで言わないけどある種、気休め的ではある)。そして、陰性だからといって「今後大丈夫」ってものではないってこと。検査時までの感染が検査できるだけの話で、その後「隔離でもされない限りは検査の数分後に感染してしまう可能性からは免れられない(性病検査とかHIV検査とはわけが違うんだぞ?)」。そして、この記事の写真にある「殺到」ぶり。この検査に行くってことは「あれ?オレちょっと可能性ある?」って思った人の割合が多いって考えていいんだよね。「怖い、怖い」と言いながら、そんな人たちと密になるって、どういう……。
● そもそも、最近、都内で感染者増えてるのに、在宅勤務のタガも外れてきてるみたいだし、以前やってた時間差通勤とかどこの企業でもやめちゃってますよね。この前、電車乗ってびっくりしちゃった。飽きちゃった、ってこと?個人レベルで感覚が麻痺していく(自覚ありますけど)のはわかるんだけど、企業や行政が飽きちゃったらまずいよね。経済面考えて「非常事態宣言」出さないってバランスは理解できるんだけど、あの満員電車は「企業レベル」でなんとかできるとこなんじゃないですかね?。夏前に話に出てた「長期休みも時期をずらしてシフト制で」なんてこと、この正月休みでやるとこあるの?って感じ。世の中、全然「科学的じゃねえ」!!
● このところ寝る前のベッドのお供に辻真先『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』を読了しました。何と言っても辻真先だ。永井豪の「ドロロンえん魔くん」も「デビルマン」も「キューティーハニー」も、あんなにカラッと、カッコいいテレビまんがにしてくれる(原作は原作で楽しいんだけど、しかしテレビっ子の自分はどの作品もアニメ派だ。70年代最強の脚本家だと思っている(もちろん60年代からいくつものヒット作を書いている)し、自分が生まれて初めて読んだアニメの脚本って、デパートのアニメフェアで買った「サイボーグ009」の『Xの挑戦』だったくらい、敬愛するレジェンドなんですよ。しかも、現在は88歳だというのに現役(アニメ『名探偵コナン』なんかも書かれている)だし、ツイッターを読む限り熱心に新作アニメにも目を通しているという、スーパーおじいちゃん(もちろん、迷犬ルパンシリーズなど推理小説界でもベテラン)なのだ。そのおじいちゃんの新作である本作品は本年の『このミステリーがすごい!国内編」、「〈週刊文春〉2020ミステリーベスト10国内部門」、「ハヤカワ・ミステリマガジン・ミステリが読みたい!国内篇」いずれも第一位に輝いた三冠王だ!!ミステリファンとして読まないわけには行くまい!ということなんですよ。
● 戦後復興時の名古屋を舞台にした青春小説にもなっていて、そこは筆者の経験などが盛り込まれているのだと思うけれど、高校三年生、日本で初めての男女共学、夏休み、謎の美少女転校生。密室殺人にバラバラ殺人。これでもかという「物語属性」のオンパレードで気恥ずかしいくらいだ。登場人物も、時代ならではのあだ名がついていて、主人公の勝利くんは「カツ丼」。男勝りの女教師は「巴御前」。昭和だ!完全に昭和!!そこも、読んでいて照れるところではある。が、あくまで意図的な部分だし、地の文に関していえば88歳という年齢は感じさせない。さすがだ。当時の様子をこと細やかに描いていく様子は、なんだか「これは書いておかねば」というおじいちゃんの強い決意が感じられる(正直、少々うるさく感じるところも多い)。確かに、書いておかねば消えてしまうんだ、こういうのは。
● 推理部分でいえば、予想していたよりも適度に奇想。適度にロジカルだから、特に「これは!」ってところはないけど不満には思わなかったレベル。時代設定と合わせて作られたプロットも上手いなあと思う。でも、これで三冠?とは思うんですよ。ミステリとしては結構地味ですからね。受賞の理由を探すとすれば、まず、世代的に失われていくあの時代の空気を「推理小説」として興味深く読ませた、ってところ。これが得票の下地にあるんだとは思います。でも、やっぱりアレですかね、ミステリ的な遊び心ってやつですかね。ラスト1ページの記述。オレはそこまでは「まあ、65点くらいな感じ」って思ってたんですけど、ラスト1ページで「あっ!このサービスあるんだ!さすが!80点!」って一気に加点しちゃいましたからね。大ベテランの遊び心!。各賞審査員たちは、ひょっとしてココに心を打たれちゃったのかもしれないな。お前の真実!嗚呼、三冠王!
● しかし、考えたら今年同じく、海外部門三冠に輝いた『その裁きは死』を書いたのは、アンソニー・ホロヴィッツ。奇しくも『名探偵ポワロ』『バーナビー警部』などイギリスのテレビドラマの脚本家としての功績も大きい作家じゃないか!子供向け小説も多く手掛けているあたり、実に辻真先との共通点に驚きますね。単なる偶然だとは思うけど、象徴的とするなら、それでもいいな。今年のミステリは脚本家(つまりプロットに長けた)が評価されるブームなんだなってことで。
● 突然話は変わるけども、やばい!メズコの新商品、ジャングルプレデター、めっちゃ良くない?このサイズで、発光箇所あるし、プロポーションイメージにかなり近いし、お値段はNECAの3倍するけど決定版じゃないですか?プレデターは自分の範疇外だけど、欲しくなっちゃうくらいいい出来ですよね、これ。
● おもちゃといえば、すっかり『マンダロリアン』に毒されて、スレーブ1欲しくなっちゃいましたよね。あのキュオーーン!って二次元円が広がるカッコいい爆雷、最高だもんね。
● そういえば、前にも書いたんだけど、「おうちで焼きたてプチフランス」(星の王子様プチフランスじゃないぞ)ってパンをカリッカリにオーブントースターで焼いてから、近所のマルエツで売ってた「合鴨ロースト」を挟んで食べたら、インチキな「ミラノサンドF」みたいな味がして美味しかったよ!このパン、美味いなあ。もっといろんなとこで売ればいいのに。

