● 昨日、サッポロ一番みそラーメンの特売品のことを書いたので、今日は、もうちょと本格的な「サッポロ一番」話を!

● 普段インスタントラーメンなんて食べない、って人には本当にどうでもいい話だと思うんですけど、最近のサッポロ一番は麺が昔と変わっているんですよ。しょうゆは醤油を練りこんだ、ほんのり味付きの麺に、味噌も太め平麺に、など、それぞれに「ラーメン」に近づけようと近代化しちゃってるのです。ちなみにこれが「しょうゆ味」。ね、なんか茶色でしょ?

● これが、昔のサッポロ一番に慣れ親しんだ自分には不満なんです。インスタントらしい、油揚げ麺特有の甘さというか、風味がなくなっちゃって寂しいし、これサッポロ一番じゃないよ!って思っちゃう。オレは「ラーメンっぽいもの」ではなく「インスタントラーメン」としてのサッポロ一番が食べたいのだ。

● ところが、最近ヨーカドー向けに安価で作っているらしい、サッポロ一番の一部地域限定商品があるのを知ったんです。「青森煮干し醤油ラーメン」とか「函館塩ラーメン」とか。これが昔の工場のラインを利用しているのか、昔のサッポロ一番」の懐かしい麺なのだ。インスタントらしい、あの味。なかなか美味しい。これからは、こっちにしよう!と思ったくらい。

● ほら、麺が違ってる!!

● でも、こうなったら欲が出てくるんですよ!「現行のスープ」(味は変わってないように思う)と、「煮干し醤油ラーメン」の麺をニコイチで合体すればいいんじゃないか!そして!ついに今日、その日がやってきた!「煮干し醤油ラーメン」の懐かしい麺と「現行スープ」のカップリング!(もちろんあのスパイスも振る)!

● これだ!と思いましたね(会心の笑み)。インスタントらしい風味の麺と、現在ではボンクラな感じもある懐かしい醤油味スープのハーモニー。ほっとする味のサッポロ一番がよみがえりました。つくづく感じたのは「懐かしくて好きな味」というのは「味」ではなくて、当時の空気や思い出を舌を通して味わうというものなのです。うまい、まずいですらない。好き!「うまいまずい」で食べる食事も楽しいけど「好き嫌い」も食べる楽しみの幅なのだ。

● 問題は、じゃあ残った「現行の麺」と「煮干し醤油」スープだ。食べ物を捨てるという感覚がない以上、好みに反するものの、これはこれでいただくしかない。・・・悔しいけど貧乏性なんだな。でも、別にまずいわけじゃないからいいのだ。それはそれで事前にお腹が空いた時に食べちゃったんですけどね。次回は、現行の「みそ味」のスープに、ヨーカドーブランドのサッポロ一番麺を入れて食べよう!そうしよう!野望は次々と延焼していく。