● タツノコプロが、社内で使っているらしいフルデジタルアニメ(紙と鉛筆などアナログを一切使わない)「まけるな!あくのぐんだん!!」の制作フローを公開してます。早速どんなもんか、とのぞいてみたのですが、「TVPaint Animation」というアニメ制作ソフトをベースにしたものなので、流れこそ想像出来るものの、わかりにくい個所も多かったです。実務としてアニメ制作をしている人には意義のあるものだと思いますが、「興味がある」程度のオレのような人間にはピンと来ないという事なんでしょう。ただ、こういう社内フローって、そもそも企業秘密なので、こうして「アニメーションの現場の研究報告」としてオープンに出来る(あえてオープンにする)のは、今後のアニメ業界の為にノウハウを公開して行こうという意思が感じられ、タツノコプロ偉いなぁと思いました。

● アニメと言えば、貞本義行のキャラクターデザインで、サンライズ制作という、ありそうでなかった新プロジェクト「星と翼のパラドクス」っていうのが発表になりましたね。ティザーサイトがすでにできてるんですが、自分には「ガルガンティア」でも感じた「手堅い」って感じのビジュアルイメージに思えました。メカニックデザインは形部一平,石垣純哉という、こっちも手堅そうなコンビ。お話は、マクロス世界的と言うか、スタートレック的というか、そんなムード?なんですが、ながれてる音楽がイマドキ感がなくて「今この音楽?」な感じなので、それはそれで不安です。作曲としてクレジットされてる井筒昭雄って、こんな曲書く人でしたっけ?この音楽はダミーでしょうかねえ?

● MGディープストライカーの発売にあわせて、バンダイが「ガンダムセンチネル」を真っ向解説するページを作ってて驚きました!!たしかに、これまでは、うやむやのままセンチネルを扱ってきたんですけど、そろそろ、うやむやにはできない空気という事でしょうか?ははーん、と思ったのはこの解説ページに、モデルグラフィックスという出自の明記に加え、カトキハジメ、高橋昌也の名前こそ出てくるものの、誰もが思い浮かぶ「あさのまさひこ」という名前が全く出てこないこと。当事を知るファンからすると、不自然ちゃあ、不自然(笑)。色々想像しちゃいますけども。

● ちなみに、デザイン画と同ポジで商品の写真が載ってるんですけど、これは如何なんでしょう?あきらかにメガ粒子砲、レドームほかのボリュームが全然違うものになっちゃってる(多分、お値段やサイズの都合で)!!って思うんだけど。

● 今日は中野でガイガン山崎さんと会合。いわゆる一つの「収録」でした。夕飯に、前々から入って見たかった喫茶店「コーヒーロード」へ。昔ながらの喫茶店の風情があって、ずっと気になってたのです。メニューを見たら「ナポリタン&カレー弁当」というのを発見!たまらず注文したけど、想像してた馬鹿ボリュームと違った!!少な過ぎる!!これ、女性向けサイズじゃないか?先日は、分量多すぎつけめん食べたので、これで調整しろ、ということか?

● とはいえ、スパゲティは実に喫茶店的な素晴らしいケチャップ味だったし、カレーも凝った喫茶カレー(notインド)という雰囲気で非常に良い美味しかった。次にきたら、カレーライス、またはナポリタンを単品で頼もう!!

● ガイ山さんには「なんでネッシーマンガが流行らないのか?」についての意見を聞いた。もっとも、客観的な理由を説明されても、作者が考えなおすこともなく「ヒットの予感がする」とだけ答えているのだから、世話ない話である。日々、試行錯誤だけれども、根拠のない手ごたえを感じているというあたりに、この病の原因があるんだろうな。