● 今日は午後から「オタクの学校」講義なので、その前に!というわけで朝イチの「キングコング髑髏島の巨神」観てきました。
● テンポはいいし、サービス満点だし、怪獣を観に行ったお客としては最高のもてなしをいただいた感じで、かなり満足させてもらいました。前段はコンパクトに発信して、コング出る、クモ出る、牛出る、タコ出る・・・たくさん出る!!怪獣乱れ打ちにダレ場なし。この辺りのスピード感はすごくイマっぽいです。ピータージャクソンの「キングコング」は、舞台設定を丹念に描写していく重厚な作りで、怪獣、クリーチャーが出ていながら格調ある映画だったので(個人的は傑作だと思ってる)、心配してたとこもあったんです。あんなすごい「キングコング」の後で、不利なんじゃないの?と。
● ところが、今回はサービスの方向性がポップに急転換。じらしなし、見せたいものをバンバン投入してくるわんこそばのような展開で「むしろ、こっちの方が気分いい」とまで思わせてくれました。何といっても、巨大になったキングコングの凛々しさ。これまでは「まあ、コングとはいうけども、でかいゴリラだよね・・・」と思っていたんですよ。ところが今回のはゴリラを超越した、魔神でしたよ!!これまでリアリティの担保になっていた「ゴリラっぽさ」が消えて、もう、馬鹿でかい野人というか、バッチリ怪獣になってました。これまでのキングコングは、映画として面白いけど、コングかっこいいと思ったことは一度もなかったんです。今回のは言えます。「キングコングがこんなにかっこいい!」そして「強い!こいつならゴジラと戦える!」と。
● そんなわけなので、怪獣映画好きな人は観に行って損なしです。強力にオススメします。
● で、そのまま浅草へと移動して講義。音楽のプロでもないのに、音楽理論を語るとは片腹痛いわけですけど、自分が学んだ、覚えた知識を共有したい!ということでがっちりお話しさせていただきました。自分にも刺激になったし、こういうジャンルの越境(して勉強すること)は、講義をやるやらないに関わらず今後もやっていきたいです。
● よく、年齢を重ねたら得意分野に特化して「深めていく」ことが大事です、という意見がありますけど、それは仕事の話であって、趣味とは別の話。自分は、これまで通り、浅くてもいからなるべく興味持ったことは広くさらって楽しんでいきたいなと思っているのです。