⚫︎ 「アメリカン・スナイパー」やっと観てきました。北米では、戦争賛美でけしからんだの、母国の英雄を称えないなんておかしいだの揉めているようですが、本当にどっちもどっちで「映画見たのか?」と疑問になる感じでしたね。そもそも、これまでのイーストウッド映画観たら、そこまでアレな感じの作品になるとは思えないじゃないか(笑)。正直、美化したり、ヒロイックには描いていないし、むしろ反米映画で「タクシードライバー」とかに近い薄気味悪い内容でしたね。兵士を殺すのは、敵かもしれないけど、母国かもしれない、という寓話。それだけに、北米世論、どうかしてるよ。と、いうわけで、ひたすら息苦しく、憂鬱になる展開で「面白く」はないけど、立派な映画でした。特に主演のブラッドリー・クーパーのキャラクター描写はすごい。セリフで言わせず、表情や態度で複雑な設定の「狂気」(PTSD)をきちんと表現してた。お芝居って、こういうものだよな、と素直に思いました。

⚫︎ とはいえ、スナイピングのシーンでは、ちゃんと爽快に命中しているイメージは残してたりして、そこはカッコイイな、と思わせるとこでもあるし、イーストウッドの意地悪なとこでもあるよね、という印象。良い映画だったと思います。

⚫︎ それから、上映前に見た予告編が、どれもこれも面白そうでなあ。ニール・ブロムカンプ監督の新作「チャッピー」とか

⚫︎ 「マッドマックス怒りのデスロード」とかはもちろん

⚫︎ なんか漫画すぎねぇ?とか思ってたウォシャウスキー姉弟の「ジュピター」も、観ねばなるまい!という気持ちになりました。

⚫︎ そうそう、ウディ・アレンの新作が、もうあざとさ満点のロマンチックコメディっぽい映画「マジック・イン・ムーンライト」が、なんだかとても楽しそうでした。DVDでいいかな、とは思うけど、今時こういうプロットで映画を撮れる監督って、やっぱりウディ・アレンだからなんでしょうね。

⚫︎ 「ソロモンの偽証」も、気になってんだよなあ。でも、これ、前後編なんでしょう?最近、邦画のビジネスモデルとして、当たり前のように許されるけど、コンパクトに2時間以内(できれば1時間半)には、収まらないものなのかなあ?映画に関してはずっと、それが気になってる。

⚫︎ そうそう、先週末に行った「宮川彬良 Presents 『宇宙戦艦ヤマト2199』コンサート」のオフィシャルレポートが公開になってましたね。アンコールのカラオケ大会に関しては、さらっとしか書かれてないけど、ここはCD、DVD化の際はどんな感じになるのかなあ?

⚫︎ 以前、高額なセット売りだった、復刊ドットコムの東映名作アニメ絵本が、ばら売り始めましたね。うーん、お高いけど、かわいいなあ。「どうぶつ宝島」だけでも入手すべきかなあ。