⚫︎ 書き損ねていたけど、復刊ドットコムで購入した「もも子探偵長」はすごいよ。あの時代にして、もはやオーパーツ。手塚フォロワーなことはタッチを見てもらえばすぐにわかると思うけど、キャラものとしての充実度は半端ないです。
⚫︎ 作者の鈴木光明さんといえば、オレにとっては「少女まんが入門―初歩からプロになるまで」の著者としても記憶に残る作家さんです。少年向けの石森章太郎の「マンガ家入門」。大人向けの手塚治虫の「まんがの描き方」くらいしか、まともな入門書がなかった70年代末に、白泉社から出た本格的な、プロ志望のための入門書です。表紙を美内すずえ、三原順、大島弓子など白泉社系の画稿で飾っているところから、ターゲットは自ずとわかっていただけるかと思います。「ガラスの仮面」第1話をまるまる引用しての作劇の解説など、とにかく実践的。高校時代は、この本のおかげで「少女漫画家になりたい!」とまで思ったものです。そして、当時大好きだったさべあのまに多大な影響を受けて短編漫画を描いて応募したのが「少年ジェッツ」創刊に向けた新人マンガ大賞・・・。当然、落選しましたが。ほろ苦いぜ。そんなわけで、この「少女まんが入門―初歩からプロになるまで」も、復刻されて良い一冊だとは思うのです。
⚫︎ なんか、広告でやたら目につくんだけど「機動警察パトレイバー モバイルバッテリー」ってどうなんだよw。「イングラム1号機をデザインしたモバイルバッテリーが登場!」っていうから、白黒のパトカーっぽいデザインなのかと思ったら、「イングラム1号機を彫刻したモバイルバッテリー」って、そんなの欲しい人って、どんな層なのかほんとうに謎。この企画が通った経緯はたぶんろくでもないんだろうなあ(笑)
⚫︎ ええ?「RWBY」の監督、亡くなってしまったのか。日本リリースがついに決定したというのに残念だな。
⚫︎ もう、いろいろと「作り手」側の内実というか、現実とか、そういうものの「片鱗」だけ聞きかじって、「うわー、きびしい仕事だなあ」と思うと同時に「そんなつまらないレベルで作ってるのかよ」と思ったりして、これまで見ないふりしてきていた部分に直面、悲しさを感じました。いやー、「話が面白い(と、オレが感じている)人」と、そうでない人たちの差というのは、あまりにもでかすぎんだな。オタク大賞のメンバーは、やっぱりさすがだ。あの座組には誇りを持とう。
⚫︎ 仏像って、まったく興味なかったんだけど、このタイトルには惹かれた。「かわいい仏像 たのしい地獄絵」。かわいい地獄!!だよな!かわいい地獄も、きっとあるよな!と思わせる名タイトル。