● 水木絵でおなじみのドリヤス工場さんのオリジナル作品「あやかし古書庫と少女の魅宝」を読了。なんだこれ、すごい面白い。ただ事じゃないぞ!昭和のスピード感(誤解されがちだけど、展開早い、って事ですよ)と、水○的なのほほんとした感じのバランス、凄い。
● パロディとしての要素はほぼ皆無で、オリジナル作品として充分すぎる面白さだと思うけど、そこにはやはりあの絵柄が必要なわけで・・・。非常に微妙な立ち位置の作品。もしも○木先生が、現代的なネタをテーマに書いたら、といった感覚の「不思議なリイマジネーション」とも言えます。ニーソのツンデレ美少女だの、吸血鬼ロリ少女だのの萌え要素に、異能力に目覚めた少年のバトルもカッコ良く、今流行の古本屋!が舞台と盛りだくさん。オバケも出て来るしね(笑)
● オバケといえば、ドラキュラ、狼男、フランケンモンスターらが横並びで登場する、モンスター版「アベンジャーズ」みたいな映画が企画されてるという話題。それ、昔あった「ドラキュリアン」じゃないの?とか思ったけど、今度はどうやら良いもんらしい。どっちかというと大映の「妖怪大戦争」っつーのが正しい気がしてきた。「妖怪大戦争」は子供の頃すごく好きだったんですが、きっかけはたぶんうちの近所の映画館で「ガメラ対ジャイガー」あたりの併映だったからだと思う。昔は、怪獣も妖怪もいっしょくたになってたなあ。

