● 結局今日は1日中、来週に向けての準備で終わっちゃった……。時間変更ありでスケジュール調整、取材日も決まったので準備のための映像視聴、行政仕事の下調べ、そして求職活動……。どれも、来週に動くものの「準備」なので、成果物はなにひとつありません。

● 読み終えるまでにかなり時間がかかった、織守きょうや(初めて読む作者)の『ライアーハウスの殺人』。仕組まれたクローズドサークル、完全犯罪のために建てられた館、そこで、想定外の連続殺人が……というプロットで面白そうだったんですよ。それに、何故時間がかかったかというと、構造上、めちゃくちゃ読みづらいから!!一人称で始まるんですけど、章によって三人称に変わるんです。当然、それがトータルとしての仕掛けにも作用しているんですけど、一人称、三人称、共に読みづらいんですよ〜!

● まず、一人称パートは、当人の感情の理屈が突飛すぎて理解できない。絵空事なのでぶっ飛んだキャラクターがいてもいいんですが、少なくとも一人称であるならば、行動原理が理解できないと読み進めるのが厳しい、ということです。とにかく、思考に同意できないので(要するにバカ)。ここまで、ぶっとんだキャラクターであるなら、その背景など用意しないと全然納得できないんですよね。その他のキャラクターも同様で、はっきり個性分けされているのはいいんだけど、魅力的じゃないのが問題!!

● さらに三人称パートは、神の視点ではなく、「視点固定」なんだけど、「誰の視点」なのかが曖昧なんです。地の文がフラついてるので、こちらはこちらで「どんな気持ちで読めばいいのか」わからない。ここは神の視点にしちゃったほうがマシだったんじゃないかな?と思います。以上、いずれも「わかりづらい人称の語り」が入れ替わりでやってくるので、時間軸さえ掴めなくなるんですよ。そういう「読みにくさ」について、編集者とかはどういう方針なのかな?

● 小説としていちばん大事なトリックは、素朴ながら気づかれない「いい線」を突いているし、と思うし、オマケのトリックもあって楽しめる要素は揃っていると思うのですが、その「面白いアイディア」が、良き場所に収められなかった、というのが読み終えた感想です。なかなか「目新しい」ミステリで「アタリ!」ってなるの、巡り会えないなあ。たまには忘れちゃってる過去作品とか読み直してみようかな。

● ネットで見かけた「この冬のバルマカーンコート」という感じのアパレル広告。なに、そのコート。どんなコートなのかと思ってよく見たんだけど、オレの知ってる言葉で言うと「ステンカラーコート」なんだよ。で、調べてみたら「ステンカラーコートは和製英語で、正確にはバルマカーンコート」ということでした……。トホホ。ステンカラーコートと同じモノ。しかも、これだと、ステンカラーコートは「とっくりセーター(タートルネックセーター)」や「ジャンパー(ジャケット)」と同じ、おじさん用語扱い、ということなのか?まあ、買わねえよ!バルマカーンコートなんて!!くやしー!

● 店頭で商品を見て「うわ!欲しい」ってなってしまったナイキのスニーカー。ダンクのへんてこなモデル。春先に出たモデルっぽいんですけど、ナイキの公式オンラインショップを見たら、ありがたいことにセール中(売れなかったのか)だったので、購入しました。

● ダンクは、自分の中では廉価版エアフォース&エアジョーダンのイメージ。見た目がクラシックなので嫌いじゃないんですけど、ソールクッションはエアソールじゃないので足裏の疲れに直結しそうで、これまで履いた事なかったんです。でも、このビジュアル!毛足長めのスエードバージョンで全体がもっさもさ。そしてパンダにやられました。冬っぽい!!

● 今、毎日履いているエアフォース1シャドウ(明らかに、春夏向けカラーリング)が心地良いので、ソールのかかとが減ってきた今、変えるのにちょうどいいんですけど、どのくらいソールの違いで疲れに差が出るのか……。