● 結局、今日もプロットで四苦八苦してました。まだ終わらない。8本提出しても、いろいろ理由をつけられて(ロケができないとか、キャストの日程が合わないとか)半分捨てられるので、自分のかなで「これは捨て要員」と割り切って作ってるんだけど、これがどういうことか、結果、真逆で捨て要員ばかりが採用されたのが先月。なんか、根本的にオレ、仕事できないんだな……。っていうかさあ、キャストのスケジュールでNGになったプロット、今月復活させてくれねえかなあ。
● 谷村新司が亡くなったというニュース。まだ70代だったか。中学の頃友だちからめちゃくちゃ推されてLPを借りて聞いてたら、それとシンクロするようにアリスブームが来て「チャンピオン」が死ぬほど売れたので、自分にとってはすごく同時代性あるミュージシャンでした。ポップスって、一曲の中で物語を作って、ちょっとしたドラマみたいな曲作りをするのは常套手段だと思ったんだけど、それが「アリス」はめちゃくちゃクリアなんですよね。シーンとか、セリフとかが中学生でも理解できる、死ぬだの、生きるだの、「ヒロイックな」「センチな」感じを出すのが良かったんだと思います。なんというか、マンガみたいだなと思ってました。聴いた人が安易に「酔える」楽曲。そこに谷村新司特有のマイナーコードのおセンチなメロが乗れば、入学生はズブズブに酔えたんですよ。「帰らざる日々」とか「それぞれの秋」とか。これが、中島みゆきになると、マンガよりも政治的になっちゃう。「永遠の嘘をついてくれ」みたいな、学生運動の匂いが濃厚な曲を作っちゃうから。
● ほかにもいるけど谷村新司って「政治」に関して頓着のない、ある意味ポップなところが良かったと思うんですよね(好みはあれど)。それが、「群青」なんか作っちゃうから、そのポップさが戦争美化、特攻美化とか言われたりもしちゃうんだけど。まあ、「おセンチ」は、戦争と絡むと必ず叩かれるんですよね、さだまさしの「二百三高地」の時みたいに。でもオレは今でも「群青」はすごく好き。できれば「砂の十字架」も谷村新司バージョンの方がコクがあっていいと思ってる。オレは、あのあたりのフォークソングって「演歌」の延長だと思いますね。20歳くらいになると、それがめちゃくちゃダサいと思っていたけど、30過ぎたあたりで「それもまたよし」と思うようになってきました。ムード歌謡も、演歌も、日本のフォークも。谷村新司は帰省時の深夜バスとか、夜の電車とかによく合うんですよ。
● 今日はスーパーで見かけて安売りだった「サッポロ一番」のコラボ企画もの(たぶん棚からすぐ消える)を夕飯に食べました。サッポロ一番「札幌ラーメンどさんこ」味噌ラーメン。さすがに夕飯、インスタントラーメンだけだとわびしいので、もやしとひき肉炒めて、家にあった小松菜茹でて、ゆで卵まで入れたから、もはや栄養価的には完全食品だぞ!
● 麺はサッポロ一番とは程遠く、黄色いかんすい強めを感じさせる黄色い縮れ麺で、この辺が「どさん子」たゆえんか。スープも、調味油と粉末スープの2つ入りで、全然サッポロ一番ではないわけです。で、味はどうなんだよ?そもそももう「どさん子ラーメン」なんて40年以上食べてないぞ!と思いながら食べたら「あれ?これ?!!」とい衝撃。味噌味なんですけど、ほんのりと香るんですよ。五香粉の香り。ジーパイとかの台湾料理で馴染んだ、独特のあの感じ。もしかして、40年前の「どさん子ラーメン」ブームの頃、みんなが「なんか家のラーメンと違う」って言ってたのって、この五香粉だったんじゃないのかな?!でも、これまで札幌ラーメンと名のついた店で、ここまで五香粉が香るラーメンって食べたこと無いかも?ひょっとして、隠し味程度に五香粉(もしかして山椒?)入れるのって札幌では常識なのか?だって、味噌ラーメンと「合う」もん!!うまいですよ、このスープ。
● しかし……昔から謎なんだけど、なぜ札幌なのにペリカン……。茨城の実家の近所にも数点あったので、さぞや東京近郊には多かったんだろうな。今だと、中野のマルイの近くで発見したけど入ってないや……。近所に、もうちょい食べたくなるラーメン屋さんがあるから仕方ないよ。でも、今度、あえて、行ってみるか、どさん子。五香粉の香り、するのかな?
● なんか、謎だったストライクガンダムの胸パーツ、結局バンダイにパーツ発注かけたら「ちゃんとしたの」が届いたので、早速塗装。やっと完成しますよ。そんなわけで、次は何を作っちゃうかな?いや、その前に、怪獣はりこを仕上げて版権申請しちゃわないと!出来に悩んでるんじゃなくて、遊びの部分で悩んでるのです。遊んじゃうか、まじめにやるか?
● 明日の夜はオタク大賞マンスリーなので浅草にイキます。みんな、YouTube Liveで見てね!