⚫︎ このところずっとU-NEXT配信で視聴していたフランスのテレビドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』シーズン1が終わってしまいました。主人公はガサツで子持ちのママ、ラファエル警視。で、彼女にスカウトされ犯罪学者として謎解きをするのが自閉症で一般的な社会生活が困難ゆえ、警察の犯罪資料室で働いている痩せっぽちの女性、アストリッド。社会生活に馴染めないところが悲喜劇になっていて「裸の大将」が犯罪捜査をするようなミステリです。個人的に気に入ってるのは毎回のプロット。筋立ては刑事ドラマなんですけど、「ポルターガイストの起きる家」とか、「博物館の館内で溺死」とか、「推理作家の密室服毒死」とか、「50年前の死体が死んだ姿のまま発見される」とか、フックになる「謎」がいちいち「本格ミステリ」的なところが好感を持って楽しめた要因です。もちろん「裸の大将」同様に、アストリッドのヘンテコぶり、イノセントな相槌とかが一番の面白さなんですけど。
⚫︎ 実際にはシーズン4まで作られているし、NHKでは吹替版がシーズン3が放送中なんですけど、配信では字幕版のみ。しかもシーズン1のみ、なのでさみしい。
⚫︎ しかし、去年、韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が話題に(あちらは女優パク・ウンビンの人気もあって)なりましたが、社会に対応できない発達障害のキャラクターをチャーミングに描いてしまうのは卑怯なのかな?日本でも中居くんがサヴァン症候群の自閉症探偵ものがあったけど、その「自閉症美化」的な扱いにちょっとハラハラしてたんですよね。アストリッドの方は、彼女の他にも自閉症治療のためのグループ「社会生向上クラブ」が出てきて、彼らも謎解きに積極的に参加したりするあたり、ガチで発達障害の人たちにコミットしてて、障害を個性として受け止められる作品になってるんだと思いました。U-NEXT、字幕でいいからシーズン2も配信して!!
⚫︎ 役所に提出する書類。金融公庫に提出する書類のことでそれぞれに電話をかけたら、担当者(〇〇について聞きたいと言って出てきた)がどちらも「書類の項目に対して理解してなくて」こちらの質問にアワアワするのでがっくりきちゃいました。「項目に書き込む『申請日』というのはどの日のことを指すんですか?」「……えーと、ちょっと待ってください。それは……確認して折り返します」じゃねーよ!書類の項目の意味について聞きたい!って言って出てきた「担当」なんだから、項目の意味くらいは明快にわかってる人に出て欲しいなあ。「この『登録番号』って教えていただけますか?」「調べて今日明日でお電話折り返します」「時間によって電話に出てもメモできる状況にいないことがありますので、こちらから再度お電話しても良いですか?」「それはできません」「今日、明日、メモできる体制でずーっと待っていないとダメなんですか?」「そうなりますね。困りましたね」困りましたね、じゃねーよ!その方法がまずい、ってことに気づいて対応してくれよ!
⚫︎ 西島大介作品の電子書籍が33円セール!!Amazonでもコミックシーモアでも。おすすめはベトナム戦争を背景に西島ワールドが展開する「ディエンビエンフー完全版」全16巻!(0巻を含めて)。あと、試しに西島を!という人にはハヤカワSFとして出版された『凹村戦争』全1巻からでも!
⚫︎ そういえば「ディエンビエンフー」の姫様作ってワンフェスで販売させてもらったのが2006年!まだ18禁ゾーンなかったけど、今だったらこれ「そっち扱い」かもしれないな。裸だし死体だし、刃物だし。
⚫︎ 水彩絵の具でAmazon見てたらこんなアイテムが!「ブラシリンサー」っていうのか!世界堂でも見たことない!ワンタッチで水が出てきて筆が綺麗な水ですぐ洗える!便利なようだけど、大袈裟すぎないかな?使ったら最初は快適そうだけど邪魔にはなりそう。しかし……同じようなブツなのに値段差がすごいな。900円くらいから上は1万円超えもある。だって、ちょっと見た目が違うだけで、めちゃ原始的な仕組みは同じでしょ?適正価格いいとこ2000円なのでは?それとも、ブランドとかあるものなの?
⚫︎ 明日は実家の問題解決のため帰省することになりました。一晩泊まって翌日朝からバタバタして役所に行って手続きしなくちゃいけない。あーあ、また役所かぁ……。