● もう何十年ぶりに笠井潔の『哲学者の密室』を読んでるんですよ。冒頭から面倒臭い哲学談義なんですけど、これが読みやすいんですね。これが作家の書く「上手い文章」なんだなあ、と思いました。正直、そんなに笠井潔を美文を書く人だと思ったことはなかったんですけど、今改めて読むと読みやすい。自分の書いたものも含めて、いかに、上手くない文章に日々接しているか、ということなんですよ!やっぱり小説家って、ストーリーテラーであると同時に、読みやすい文章を書く人でなくては!!同じように、面倒臭い文章でも、読みやすいのは京極夏彦。漫画みたいなテンポだけど、読ませてくれるな、と思います。……これが。日々出版される、いわゆる新本格ミステリを読んでいての結論ですね。
● 立川のPLAY!MUSEUMで開催されてる(もうすぐ終わる)「クマのプーさん」展。その公式図録が通販でも購入できるみたいなんですよ。
● ミルン版「クマのプーさん」の挿絵を描いていたE.H.シェパードが「60年代まで描き下ろした約100点の原画をすべて掲載」だそうなので、書籍として一つの快挙だと思います。ファンは、ちょっとお高いけど買っておくのが良いと思います。いまだ、本棚の特等席に岩波の愛蔵版「クマのプーさん」を置いているオレとしては、これは買っておきたい一冊なので。
● 買っておきたい本といえば、ちょっと迷っているのが「HERO 大島康嗣の仕事」。講談社のカメラマンとして、ウルトラマン、仮面ライダー他ヒーローのスチールを撮り続けたカメラマンの写真集。テレビマガジングラフィックライブラリーとして出版された『仮面ライダー』は持っているんですけど、今度のものに未収録はあるのかな?値段が値段なので、正直検討しています。いわゆる「特写」には、テレビ画面(今ではモニター画面なんだけど)では見えない、独特の空気感があって、オレたちはそれもセットでヒーローを観てきたわけだから、これはこれで、大事なものなんですよ。
● 近所のスーパーで「クァベギ」という謎の菓子パンが売ってたんで買ってきたんですよ。みた感じ、完全に「ねじりドーナツ」なんですけど、何が違うんだろう?語感からして、多分、韓国スイーツか何かなんだろうなと思って調べたら大正解。どうも韓国の市場だと、これを派手なフィリングで飾り付けた「可愛いクァベギ」が人気っぽい。興味なかったので見過ごしてました。どうも、米粉を使ってて「もっちり」食感らしいんですけど……。
● でも、食べてみたらイメージしてたのと違う!もっちりしてない。むしろ、いつもの「ねじりドーナツ(ツイストドーナツ?)」よりも、さっくり感のある食べごごちで、生地そのものも甘い!!砂糖がふってあるのは、ねじりドーナツ同様。つ・ま・り!すっごく甘い!!ミスドのドーナツと比べても、おそらくこっちの方が甘い!!ちょっとオレには甘すぎるなあ。
● そうそう、今月はたくさん働いたから、来月は都内ホテルにレジャーとして遊びに行こう(主な目的は朝食ブッフェ)と思って予約してあるんですが、突然発表になった『全国旅行支援』。「あとから割引適用も」って書いてあるんですけど、俺の予約、適用にならないかなあ。40%オフで地域で使えるクーポン3000円分って、デカすぎるでしょ。