「気分しだいで責めないで」が大好きだという話

●　5年にわたってつとめた番組の打ち上げで、銀座ですき焼き、その後カラオケでタダ飯食い。帰りはタクシー！！景気がいいなー。いや、今日はいいけど、打ち上げなのでこれで番組制作も終了。俺の収入も終了なのだ。これは痛い！！早くレギュラー番組を決めないと、うかうかおもちゃも買えないよ！！

●　カラオケで、プロデューサーが「勝手にシンドバット」歌ったので思い出したんですが、オレ、10代から20代はサザンオールスターずが大好きだったんですけど、一番好きだったのが「気分しだいで責めないで」なんですよ。デビュー曲「勝手にシンドバット」がガーンとブレイクしたおかげで、似たような曲を作れって言われてイヤイヤ作ったと思われる楽曲。勢いでちょっとは売れたけど、そのまま尻すぼみになる原因にもなった曲なんですよね。反抗した桑田佳祐は、次にプロデューサーの反対を押し切ってバラード曲「いとしのエリー」を書いて、デビュー時以上の大成功を納めるわけで、なおさらサザンの曲の中では「悪役扱い」。桑田佳祐は当時のインタビューでも「やらされた」「気に入ってない」ニュアンスのことを語ってたし、ライブでもほとんど再演されてないと思います。ひどく嫌な体験だったんでしょうね。

●　なのに、なぜ好きか？というと、やっぱり１にスピード感。かっこいいんですよ！しかもご陽気で！！「勝手にシンドバット」は、テレビ出演時（当時だと「ザ・ベストテン」のほか「全員集合」とか「カックラキン大放送」なんかで歌ってたはず）早口のボーカルを生かすため、やたら早いテンポで演奏されてたんです（それが受けてた）が、レコードのオリジナル音源だと結構ミドルテンポなんですよ。で「気分しだいで責めないで」は、より早いリズムテンポ（特にパーカッション）と乱れた日本語、という、当時、話題になったサザンの要素をより濃く打ち出したというわけです。これ、セルフパロディといってもいいんじゃないですかね？サザンのオリジナルなのに「サザンのパチモン」的感覚がすごくある。ひょっとして、サザンが嫌がったので、他のミュージシャンがサザンっぽい曲を作って押し付けたのでは？というような妄想まで湧いてくる。そのあたりもこの曲を面白い！と思う要素の一つ。そんなわけで、今夜は、「気分しだいで責めないで」をループで聴きながら日記書いてます。

●　桑田さん、そろそろ過去の嫌な思い出を水に流して、どこかで再演してくれないですかね？

●　あと、大晦日にBSフジで放送になった、オレの構成したインタビュードキュメント「北の国から35周年倉本聰が語る秘められた真実」が、明後日の日曜夜に、地上波、フジテレビで深夜に再放送されることが決まりました。番宣番組とは言いつつ、過去素材でお茶を濁したりせず、ほぼ丸っと倉本聰インタビュー。結構おもしろ話も出てくるし、興味のある方、ぜひ観てください！！倉本さんご本人も楽しんで観てくれた、との報告を受けています。（インタビュードキュメントの仕事は、もっともっとやりたいんですよね、刺激になるから）

●　セブンイレブンのドーナツコーナーでは、シフォンケーキも扱ってるんですね。相当ホワホワで、いわゆる菓子パンとはランクが違う感じのケーキっぷりです。ただ、その雰囲気が上品すぎるせいか「フツー」に感じてしまうのが悲しいところ。いっそ、いちごサンドスペシャルとか、ジャンクな奴を買うべきだったか？と思ってしまうのは、こいつにとっても不幸なことです。いや、美味しいんですよ。それはセブンイレブンの名誉のために言っておきます（ただし、ドーナツと違って、お店で焼いてるわけではないので、そこに期待しないように）

●　最新版「パワーレンジャー」劇場版の予告編、お金のかけ方の関係か、日本の戦隊ヒーローより気持ち年齢層を上げてきてるように感じます。シリーズが長いから、初期シリーズのファンも意識してるんでしょうかね。これまでにも劇場版が作られてきたけど、日本での劇場公開は多分初めてのはず。オリジナルテレビシリーズからキャストを一新してリブートってことで、これまでのパワレンをチェックしてなかった観客にとってはいいタイミングになりそう。実際、北米でのパワーレンジャーのファンというのがどんな層なのかはわからないけど、これなら日本でも「観てみよう」って感じになる「いい歳」層もいるんじゃないかな？

●　日本版の特報はこっち。