● 明日は授業なので、その準備でいっぱいいっぱいな夜。まあ、基本的な内容は昨年作ったカリキュラムがあるんで流用できるんだけど、話の内容をどこまで今年なりにアップデート出来るか、だよなあ。大筋はいいとして、現象として変わっている些末な部分のアップデート。最近、人前に出て話す仕事もやるようになったので「楽しい話」について考える事が多いけど、話の印象なんてのは、些末な部分がとても大事なんだと思うようになったのです。

● Gセルフのプラモが売られてた。テレビ放送前からセールスとは頼もしいな!と思いつつ、実は今回のGセルフ・HGには少々がっかりしてるんですよ。あきまんデザインのガンダムなんで、それはもうこれまでのモビルスーツの文脈からズレてるところが面白さじゃないですか(シドミードの時もそうだったように)。これは好き嫌いの問題じゃなくて、デザインなんだから。それが、残念な事に似てないんですよ。クリンナップ段階であきまんデザインのこだわりポイント、胸まわりの透明装甲部とか、肩形状とか、足先の小さなバランスとか、キングゲイナー的な少年プロポーションとかが簡略化されるわけです。これは、作画の都合もあるので仕方ないとして、デザインのポイント自体はTwitterやメディアのインタビューであきまん自身が語ってるとこだから、別に「裏設定でもなんでもない」事なんですよね。ところが、プラモといえば「設定画」に忠実か?というとそうでもなく、各所を過去のガンプラ文脈(足はすらっと、頭は小さく、アーマーはこれまの形状にすり寄せ)でアレンジされてプラモ化。・・・これじゃあ、デザインの面白さをほぼ殺してしまっているようなものですよ。

● さらに、SEED以降の文脈でファンモデラーが頭身高くアレンジして制作しますよね。いろんなアレンジのGセルフを楽しもうというのは、面白いとは思うので否定するわけでもなく、Ver.Kaなんてのも見てみたいとも思うんですが、肝心のオリジナルデザインから、抜け落ちて行くものが多過ぎて、もったいない気がするよな、と思うんです。オレはせっかくなら「ガンダムに見えなくてもいいから」、あきまん流のモビルスーツを作ってみたかったな(それはそれで魅力的なので)。同じ理由で、KMFもそうだったんだけど・・・。ダンバインのオーラバトラーとかって、初期の宮武デザインの味わいが、アレンジの連続でどんどんなくなっていった経緯があるもんなあ。

● プラモの話もここまでだよ!授業の準備なんだよ!今夜の夜食は、駅の売店で買った「京都メロンパン」!こんなのあるんだ・・・

kyoto0921