● ナレーション打ち合わせ終了。自分に出来るのは、ここまで。これ以降は収録の際のナレーターと、ディレクターにゆだねる。もちろん、現場で変更、修正される事もあるだろうけど、映像作品に携わる以上そこは仕方ない。だからといって、無関係を決め込むわけではなく、修正されたカタチまで含めて自分の作品となるわけで、心情的には責任も生じる。やっぱり「書く」事と「音声」「映像」はやっぱり別のものだし、個人の権限が拡大すればいいというモノではないんですよ。モノ作りのクオリティを上げるにはその分野の「専門家」が、専門的な知識を持ってあたるのが、やっぱり一番いいんだから。ネットメディアなんかだと、公開時のカタチまで一個人が行うために、若い世代にはこの感覚が伝わらないんだろうなと思う。
● それで、思い出したけど、「専門外」の事にも首突っ込んでいい、というルールが民主主義の名の下に公然化して行く事に不安を感じます。「専門家」軽視は間違いを生みやすいよね。例えば、知識も経験もない「市民」の感覚を優先する政治が、理想として掲げられてる怖さ。間違っちゃいけないのは、専門家である「政治家」がモノゴトを判断して行うのは「代議制」であって、決して「ファシズム」ではないという事。「市民の感覚」を優先する政治こそ「ファシズム」に繋がるんだ、という歴史的事実。民主主義の決断は、最終的には常に「多数決」であって、少数を救う事なんかできないんですよ。
● 2015年に放送開始されるという、サンダーバードのリメイク作品『Thunderbirds are Go!』。コミコンで発表があった後の動きはよくわからないんですが、メカ部分に関して、まとめていたブログエントリーがありました。2004年のハリウッド映画版のメカは、だいぶアレンジされていて、アレはアレでカッコ良かったと思うのですが、今回はぐっとオリジナル版に近いのでオッサンにも安心です(’∀`)日本では放送されるのかな?
● 何きっかけだったか忘れたけど。「装甲騎兵ボトムズ」のビデオでの「サンサ総集編」のオープニング。曲は「炎のさだめ」なんだけど、前編、新規作画になってるバージョンで、これはカッコいいなあ。いわゆる、谷口キリコ(面長のカッコいい奴)が、機甲猟兵メロウリンクみたいなスタイルで登場するのも見所。
● DVDBOXとか買えば、こういうのも入ってるんだろうけど、テレビシリーズオンリーだと抜け落ちちゃうコンテンツですよね。OVA時代のアニメ作品とか、マスターがフィルムで残ってない(ビデオ画質なのでリマスター対象にもなりにくい)ものってのは、やっぱり「時代の隙間」のものとして忘れられて行っちゃうんでしょうね。もったいない。
● 初めて知ったけど、マックスファクトリーの「figFIX」ってfigmaじゃないシリーズあるんですね。これ、値段も手頃で、新たなマーケットを作りそう。