● そろそろ時期なので「風立ちぬ」についての話。

● なるべく先入観持たないように、ネット上でのレビューとかを避けながら「風立ちぬ」観ました。賛否両論あるんだそうですが、個人的には「ぜひ観て欲しい知り合いが多い」ので一応書き留めておこうと思いました。オレは、この映画とても不思議な間隔で受けとめましたが個人的には、途中何度も涙出ちゃったりしたため「好きな映画」です。でも、これまでの宮崎駿作品とは明らかに肌触りが違う映画です。なので、「トトロ」とか「ポニョ」のオモシロカワイイ感じを楽しみにしている親子連れや、メルヘン嗜好の方はたぶんお目当てと違いすぎて、ノれないんじゃないかと思います。なぜなら松本零士じゃなく、宮崎駿の「戦場ロマンシリーズ」だから(’∀`)

● 飛行機がキャッチビジュアルになっているため、当然のようにメカ描写は最高です。飛行機に興味ない人には形状の違いすら曖昧だと思われるマニアックな機種である七試、九試のディテールの違い(翼断面の形状とか、エンジンの挙動とか)など、どうでもいい部分がすごい魅力的に描かれているので、その筋の人にはそこも楽しめるはず。通常のアニメ制作であれば書き分けさえ無駄な手間になるであろうなあ。出来たら、中島との開発競争具合とか(確か原作のマンガでは触れていたはずだけど)とかも盛り込んでくれたらもっと嬉しかったのに!

● というように、メカ描写と、可憐なヒロイン像(まるでクラリスの再来。宮崎アニメ美少女の典型)も健在。で、何が違うの?と言われれば、「まんが映画」じゃない事。宮崎アニメの二大ロマン、兵器と美少女を扱いつつも、お話は実に「個人的」な感情で作られてる部分です。お客へのサービスなんか考えてないっぽい。全体から感じるのは、職人の手がける「仕事の素晴らしさ」と、それを支える「憧れと夢」。「薄幸のお嬢様が自分を信じてついてきてくれる」というロマン(女性人権とかそういう問題ではなく「夢」として)。イコール宮崎駿という人そのものの生き方であり夢物語のように思えました。これが個人的でなくてなんだ?!

● 「仕事一筋!って言ってるけど、イチャイチャチュッチュするのも好き(結構、エッチなシーンあり)」「戦争には積極的に加担したくないけど、カッコいいもの(兵器)を作りたい」どちらもすごい矛盾なんだけども、矛盾を抱えながらも「物を作る」ってスゴいんだぜ?っていう話だとすれば、「ものづくり」に憧れてるオレなんか相当びんびん来るのです。「世間とか、政治とか置いておいて懸命にもの作って女の子を愛そうぜ」ですからね。あえて「思想」には触れてないあたりも、宮崎監督なりの配慮が思えます(それが、言わなくてもいい事、として判断しているから、だと思いますが)。ま、一番びんびん来るのは「引退か?」と言われてる巨匠(職人)が、「あと10年」とかいう印象的なセリフを使ったりしてると事かを考えると「で、なんだかんだ言ってるけど、君たちは作りますか?」という、ハッパにも思えたりしたのです。(考えるのもいいけど、まずキレイな物を作れよ、というのは思想的にいかがなものか?とも思うけど)男のロマンだなー(やさしく、キレイな奥さんとか)。社会的に宮崎駿監督を論じたい人にとっては、このあたりを覚悟のカミングアウトととるかどうか?なんだろうなー。

● なんか、文字だらけになったので、おばけタオルの写真でも載せておきます。フェリシモで買えるシリーズの、書店販売カラー版ですね。カラビナでバッグに付ければ、って型式なんだけど、バッグにコレ付けるのちょっと勇気いるよな(50近いオッサンが)。

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● 他の色も欲しくなった・・・。

● モデルグラフィックスで、ファインモールド製「9試戦闘機」おまけにつけるって期待してたけど、もうちょっと先になりそうですね。今月は、艦船ちゃん特集だよー!!