● ある程度覚悟をしていましたが、闘病中だった東海村原八さんが、今朝、病床の中で亡くなられました。ちょっと、喪失感がものすごいです。
● そもそものきっかけは忘れちゃったけど、おそらくコミュニケーションを取り出したのは2000年くらいの「模型の王国」BBSだったんじゃないかと思います。だから、もう四半世紀か……。で、エヴァブームに沸いていたワンフェスの会場に出かけてみたら、気さくに話しかけてくれて、そのおかげで、オレもいつの間にかワンフェスディーラーになっちゃったのです。日暮里の模型塾で教わった造形のノウハウは、今では大きな財産です。モデルグラフィックスに載せていた作例など、原型師としての原八さんの才能は色んな人がこれからネットに書いていくんだと思いますけど、ちょこちょこ描いていたアイディアスケッチは誰にも真似できないトンチが効いていて好きでした。ハイザックを背負ってツインジェネレーターになったボリノーク・サマーンとか、ザクのガワにラバーシーリングした解釈のアッガイとか、コアブロックを複数積み込んだ巨大ガンタンクとか!!
● あと、錦糸町時代の原八さんのマンションの屋上での花火大会。浅草に引っ越してからは「オタクの学校」では藤津さんと一緒に講師やらせてもらって、色んな場面で多くの友人を得ることが出来ました。そういう意味では、人とのハブになってくれたという恩義もあるのです。
● もちろん「日本オタク大賞」にも協力してくれたし、海洋堂との仕事も、そもそものきっかけになったのは確か大阪芸大絡みで紹介してもらったこなんじゃないかなあ?つまり、公私ともに原八さんには世話になりっぱなしだったんですね。
● 原八さんって、表面上はニコニコしてて人当たりいいように見えるけど、実はかなりドライな一面もあって、単純なことで喜んでるように振る舞っていたけど、内心はかなりシニカルで頑固な人だったと思うんですよ。ニコニコ笑いながら、時々鋭い毒を吐く、あの美学!その不思議な感じが「東海村原八」っていうキャラクターの本質だったんじゃないかと思います。オレはそんな原八さんが大好きでした。もう、原八さんに恩返しすることは出来ないけど、代わりに原八さんの分までプラモを作ります。かっこいいやつ。
● あと、本当に大森さんもお疲れ様でした。ありがとうございます!!
● 今日は仕事しない!と決めて、1日中ぶらぶらしました。気がついたら新宿のルミネにいくつか新しいお店が出来ていて、こちらはそのうちのひとつ。「BUTTER noi ITOKO。那須にあるメーカーなんです。
● そこで売ってるのが「バターのいとこ」と名乗るお菓子。箱は可愛いけど、中身はどんなもんか?と思いますよね?
● これが、また不思議感覚。大きさはスマホくらい。やわやわのワッフル生地みたいなものに、クリームがサンドされて、引き伸ばされたような、実にしっとりしたスイーツなんですよ。こんなの、他で見たことない。
● で、ふにゃふにゃなサンドをかじるとクリームの甘味と一緒にシャリッと砂糖(?)の歯ざわりがあります。かなり甘い!けど、美味しいですね。何しろひと箱にこれが3枚入って、1000円ですからね!
● なろうなろう。明日は立派なワンフェスディーラーになろう。と、今夜もはりこを作りながら原八さんへの追悼とします。で、明日はスーフェスに行きます!