● 今日は朝から神経内科の定期検診。脚ムズムズ病は、油断すると出る。さらに「ねむり薬」ないと寝付くのに時間がかかって、ムズムズきっかけがやってくるので、寝る前に飲み薬が欠かせなくなっています。その分、読書ボリュームも減るんですけども。
● 昨夜から読み始めたのは有栖川有栖の『捜査線上の夕映え』。2年くらい前の作品なんですが、プロローグがコロナ禍に入って1年、くらいの雰囲気で描かれていて、あの頃を思い出す感じです。緊急事態宣言で歌舞伎町がガラガラになって、この先どうなっちゃうのか?という不安もあった数年、思い返しても大事件だったなあ。あれで、仕事さっぱりいろいろ消えたんだった……。
● とりあえず、序盤の展開がなかなか地味。火村英生シリーズの中でも、ひときわ「地味な犯罪」だとは思うんですが、そこは新人作家と違ってテキストが匠の技。読んでいて退屈になることはないですね。わりと、若い作家のミステリを読む機会が多いので、読みやすさ、ネタの引っ張り方など「読ませる」安定感はさすがベテランだなと感じながら、楽しんでいます。願わくば、ミステリとしての「驚き」「発見」も待っているといいんだけどなあ。
● 田中敦子が亡くなったことで驚きました。自分と大して歳も違わない。闘病中だったとは……!やっぱり『攻殻機動隊』というタイトルにとってはでかすぎる存在でしたね。マンガ版とは違うアニメの草薙素子像は、あの声と、あの喋り方で確立したものだからな。
● そういえば、病院終わりで、無性に食べたくなっていたお好み焼き(広島のやつ)求めて高田馬場へ。あれ、広島風とか言うだけで広島の人は怒る(「風、じゃなくてこれこそがお好み焼きなんだ!」って)、とか聞いたことあるけどどうなんだろう。ただ「粉モン」と言われている関西のお好み焼きとは味わいが違うし、北関東の「細かい具材が入った貧しいパンケーキみたいなもの」とは明らかに違うんですけどね。広島風はキャベツの甘さ、ソースの甘さで勝負、なんですね。だから、同じ店でもキャベツの出来によって味が変わる。正直、今日のは水っぽすぎたかなあ。
● しかし、何より、店に入るなり出てきたキンキンに冷えた水のおいしかったこと!!
● そして、今夜はツイッターでなぜかアジフライの写真が次々出てきて(大戸屋のアジフライがちょっと話題になったらしい)「アジフライ食べたい!」って気分になってます。
● 明日は朝から大手町で配信現場、からの新宿戻りで機材を持ってまた大手町というダブルヘッダー!絶対バテる!絶対にだ!!