● ロスで行われているコンベンション「アニメエキスポ2023」では色々アニメ関連の新作情報が発表されているみたいですけど、中で気になったのはDCの『異世界スーサイド・スクワッド』。個人的に、日本のアニメとDCコミックのコラボだと2008年にマッドハウスとか4℃が作ったオムニバス『ゴッサムナイト』は気に入っているんです。DCコミックの雰囲気に、日本のアニメのクセみたいなものを被せることで、もうひとつのDCワールドが出来る感じがするから。ただ『ニンジャ・バットマン』みたいな、日本のアニメの文脈にDCのキャラを借りてくるようなものには興味がひとつもないんですよ。
● 見栄えとしてはそうかわらないんですけど、フィールが違う。日本のアニメキャラが考える理屈でバットマンやジョーカーが動き出すと「あ、これはオレが観るものじゃないな」というか、「せっかくネームバリューのある世界を借りてきたのに肝心の『世界の雰囲気』を壊すんだろう?」と思っちゃう。制作はアニメ『スパイファミリー』のWIT STUDIOということで「異世界スーサイド・スクワッド」には期待もしてますが、シリーズ構成・脚本が「Re:ゼロから始める異世界生活」原作者、長月達平だからなあ。思いっきり「アニメキャラ」にされちゃうんだろうなと思うと不安も一杯です。
● ああ!メロス(『ザ・ウルトラマン』)のアクションフィギュアが出るんだ。世代的にそこまで思い入れはないんだけど、メロスは頭部形状がカッコいいよね。オレの中ではレッドマン的なカッコよさを、うまいことウルトラの世界に導入したっていうイメージ。しかし、レボリューショントイなんだよ。ウルトラファイトシリーズも出してくれたけど買わなかったのはいまひとつ似てないから。せっかくだけど惜しいんですよ。バルタンもイカルスも。そんなレボリューショントイにしては、商品見本の印象はだいぶいいんですけども……レボリューショントイ。そうだよなあ……レボリューショントイくらいしかこんなアイテムやってくれないよなあ。ありがたいメーカーなんだよなあ……。往年のCmsほどのガッカリはないだろうからなあ。
● で、今夜はガリアンのプラモをほったらかして、デストロイアを塗り始めちゃいました。ああ、ムービーモンスターのリペイントは色々割り切れて楽しい!しかもこいつぁ、塗り甲斐があるぜ!ここまで映画の印象と違うソフビ、今時珍しいからなあ。
● ソフビを塗りながらジェームズ・ガンの古い映画『スリザー』。気持ち悪いナメクジエイリアンが街の人にどんどん寄生していく、SFスリラーなんですけど、そこはジェームズ・ガン。適度にコメディの雰囲気をキープしつつ話を進めていくので、同じようなジャンルの侵略者と比べて、なんか「おもしろ」風味なんですよね。このあたりが脚本だけ書いてザック・スナイダーに任せた『ドーン・オブ・ザ・デッド』にも通じるものがあるし、より整理された形で『ピースメイカー』で花開いたんだな、と感じました。「ふふっ」と笑えるシチュエーション作りがうまいんですよね。
● なんで、突然『スリザー』かというと、MCUのTVシリーズ『シークレット・インベージョン』2話まで観たから。こちらも人にすり替わった異星人が地球を侵略してくる話なんですけど、シリアス重視なので観ていてちょっと肩こっちゃうんですよ。ニック・フューリーって、適度に「おもしろ」く出来ちゃキャラクターだと思うんですけど真面目すぎちゃってなあ……。次回が楽しみ!ってテンション上がるほどでもない。
● 最近、懐かしのインスタントラーメンの復刻があったりするので、ついつ買っちゃうんですけど今日は、サッポロ一番「中華そば」。これ、発売当時衝撃的で、本当に「屋台のラーメン」の味がするんですよ。この粉末スープで?と思うんですけど、ほんとにほんと。
● このタイプのインスタントラーメンで唯一、こいつに対抗できるのはマルちゃんの「昔ながらの中華そば」。アレも、屋台のラーメンの味がするんですけど、そこは液体スープの力がありますから。あれもおいしい。ただ、ノンフライ麺なのが個人的には惜しい!と思っていて、一般的にはあっちのほうが「おいしい」とされるはずなんですけど、オレは油揚げ麺のヘロヘロしたのが好きでなぁ……。