● 今日は午後からまたまた大泉学園まで取材で出かけてきました。で、せっかくなので家を早めに出て、念願の保谷の大勝軒へ!!12時30分に到着したら、すでに表に5人くらいの行列。並んで10分ほどで入れました。店内は妙にのんびりした空気が流れています。威勢のいい掛け声もないし、テレビ、ラジオもなくなんかイージーリスニングのBGMが流れててすごい不思議。コロナ対策でカウンターの席間隔を大きく取ってるのもお客をどんどん捌けない原因だと思うんですが、おばさんたちが切り盛りしている事もあってか、なんかオペレーション含めてのんびりしてるんですね。急いでいる人だったらイライラしちゃうかもしれないけど、この感じは落ち着くね。街の優しいラーメン屋。で、肝心の中華そばは、評判通り!

● スープは煮干しの苦味が出ないギリギリの旨味で絶妙。いわゆる今時の「煮干しラーメン」とは一線を画した懐かしいスープ。麺は細めのちぢれ麺。スープ、麺、共にきっちり永福町の大勝軒の後継者です。もちろんサイズも継承していて、丼は大きく、麺も一人前2.5玉はあると思います。写真だと分かりにくいかもしれませんが、レンゲが通常の2倍近くでかいんですよ。ゆで卵の大きさ、麺の様子を比較してもらえばわかるかも。そんなわけで、味もお腹も大満足。通常の食欲の人だったら麺少なめを頼んだほうがいいと思います。店を出た1時半ぐらいにはすでに15人くらいの行列ができてました。時間に余裕がある時しか来れないけど、またきます。絶対。

● 無事取材を終えて、夕方から『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

● いかにも「第2作目」の軽さ。いかにも「第2作目」の蛇足感。上映時間も最近の映画には珍しく1時間半だし、大作っぽさゼロ!!でも、そこに好感持ちました。このくらいの「面白さ」貴重だと思います。まだ公開して間もないのでネタバレっぽいことはやめておくけど、ベースはエディとヴェノムの凸凹コメディ。そこにめちゃ「ゴス的厨二」要素をぶち込んで不思議な面白映画になってます。キーワード的には、オッドアイとか、黒衣の花嫁とか、教会とか。脚本はトム・ハーディーだし、監督はアンディ・サーキス(スーツアクターで有名)だし、異種混合スタッフ。それで、こんなのができちゃうとは驚き。エンドロールではちょっとしたサプライズもあるので、観ておくなら「年内」だと思いますね。

● しかし、観るまで意識してなかったんですけど、ナオミ・ハリス。007のマネーペニーといい『ランペイジ』といい、なんかすっかり「こっち側映画」の人になってる気がする!

● まあ関連して気になったのは予告編で流れていた、ソニー・スパイダーマン・ユニバースの3作目(なんと、『ヴェノム』と『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が1作目、2作目なんだそう)になる『モービウス』。画面にスパイダーマンの写真(しかもサム・ライミ版)がチラッと映ってるんですね(2:04くらい)。スクリーンで観て気づきました。なんか面倒臭そうなユニバース!

● しかし、ソニーは慎ましいタイトルしか奪取できなかったのかな。まあ、フットワーク軽く今回みたいな小スケールの娯楽作を作れるって考えたらそれもいいのかも(でも、大ヒット狙うような原作じゃなさそうに思うんだけどなあ)フィギュアーツにもしてもらえないとは……。

● さて、文字起こしやるか……