● 先日は疲れ果ててキーボードまともに叩けなかったので、ワンフェスレポートも出来てませんでしたが、今日も日付変わる直前で緊急の仕事が入り、今やっと一息つきました。なので、先日、彼女が会場で入手したお宝を披露します。ソフビ「おすわりアトム」(デンボク/2014)。トレフェスでも出てたんですが、こちらはその「眠り」バージョン。デンボクは、アイテムがいちいちツボをついてくるなあ。

atom0727

● なんで、ワンフェス話が薄いかというと今日「ゴジラ」観てきたからなんです!Facebookでも書いたけど、もうちょっと文字数考えずに補足版のレビューです。具体的なネタバレなしなので、観てない人も安心してください。

● 予告編で勝手に想像してたのと全く違った(笑)でも、嬉しい「裏切り」。「日本のオリジナルゴジラシリーズ」(しかもどっちかというと昭和の)に近づけて来るとは、さすがゴジラマニア!!偉いぞ、ギャレス!「反核メッセージが!」「反戦テーマが!」とむづかしい事にこだわり続ける日本のオールドゴジラオタクの鼻を明かす大快作でした。「パシフィックリム」で「こりゃあ、怪獣は日本の文化です、とか言えない時代が来たなあ」と思ってたけど、今度はまんま「ゴジラ映画」で、ここまできっちりしたものを見せられちゃった!日本特撮界が「やろう」として「実現出来ない」でいた「いい年した大人にも楽しめる怪獣映画」としては現時点で最高峰なんじゃないでしょうか。少なくとも「このシーンはアレだけど・・・心の眼で見て脳内補完しよう」ってとこがありませんでしたよ。これを、現実にフィルムとして完成させるための「予算」は、少なくとも今の邦画では不可能。制作者の気持ちはさておけば「アメリカで、ここまでのゴジラ映画を作ってくれた事がありがたい」とまで思ったのです(怪獣ファンの気持ちとして)。

● 前評判では「平成ガメラ(特にガメラ対ギャオス)」みたい、とかいう話も聞いていたのですが、それは「飛行怪獣VS戦」「蘇る太古の因縁」みたいなとこなのかな?プロットの一部だけ取り上げれば、そうも解釈出来るけど印象としてそこまで強くはないなあというのが個人的な感想。理由は二つ。一つ目は「アニメからのフィードバック部分(セリフまわしとか、設定とかの気取った部分)」がなかった、という事。平成ガメラシリーズは、どれも大好きだけど、その部分だけはどうしても気恥ずかしく感じる部分でもあるんです(知的女性が主役だったり、少女が怪獣の気持ちを読み取ったりとか、そういう所)。80年以降、日本映画全般ににじみ出して来た事で、アニメ直撃世代が監督やってるんだから仕方ない部分だとは思うし、善し悪しあるとは思うけど。それと二つ目が「怪獣が人間を標的にしてこないところ」。ギャオスが人を食うとか、イリスが人の心を食うイメージとか、平成ガメラは人と怪獣の交流を描く事を試みてるのに対して、本作にその要素は全くなし。だから、鑑賞していて怪獣に対するイメージがまるで違う。MUTOは、悪ではない。(ギャオスや、イリスには、むしろ「悪魔」の具現化としてのイメージがありますもんね)。以上は、平成ガメラをくさすわけでもなく(何度も言うようにとても好き)だし、比較するものでもないのですが、「平成ガメラっぽいね」で、落ち着けてしまうのはあまりに不当な評価なんじゃないか?と思いました。

● むしろ「トータルで『ガメラ対バルゴン』と同じ匂いがある」と言っていたガイガン山崎さんの感想は、全く正しかった(笑)。週末の興行成績、なかなか好調なようだし、次回作も決定して、しかも今度は「ラドン、モスラ、キングギドラまで出る」って事なので、観てない人は、早めに観に行って、このまま盛り上げて楽しいゴジラライフをまた再び迎えましょうじゃありませんか!!

godzilla0728

● NECAの6インチゴジラは遊びごたえアリ!!こいつも、見た人はみんな買おう!!

● あとあと、先日のワンフェスでも大活躍だった、小林和志さんの「ウィーゴ」がついに量産化されて販売開始!(今は予約中)一部にダイキャストを使用で各関節可動。外装の取り外しも可能というステキな完成品モデルです。

お腹のパネルや背面のバッテリーカバーも取り外せます。
オリジナルモデルよりギミックも増えている箇所もあります。これもチェックね!