● 氷川竜介さんの新著『空想映像文化論 怪獣ブームから『宇宙戦艦ヤマト』へ』。Amazonではまだ表紙が出ていませんが、版元のカドカワの方で表紙が発表になりました。この、古代と雪は、もしかして安彦良和?発売は3月12日発売のようです。

● 友人に「豊川悦司の『仕掛人・藤枝梅安』良かったですよ!まだ観てなかったらおすすめです」と語ったあとで、2部作の「2」の方を未見だったのを思い出して視聴はじめました。最初は「え?梅安を豊川悦司ってシャープすぎない?」と思ったんですが、いい感じに老けてたるんだトヨエツの顔つきと、台詞回しがが思いの外、原作のムードにばっちりあっていて、おー!原作準拠の梅安!って思えました。渡辺謙のもかっこよかったけど、あれは原作と比べたらだいぶワイルドなんですよ。緒形拳の「必殺」版はは、もうキャラクターとして独立してるし。だから、池波正太郎好きも今回のは納得しやすいんじゃないでしょうか。子持ち未亡人の女中で、梅安とねんごろになる「おもん」(渡辺謙版では美保純)を、菅野美穂が演じていて、独特の良さがあります。あー、菅野ちゃんが、そういう役をやるのかー、としみじみしますね。天海祐希も迫力あっていいし、川井憲次の劇伴も、ちゃんとはまって、トータルで楽しめます。Amazonプライムで1、も2も観られるので、時間がある人にはおすすめです。ちなみに、この予告編、樋口真嗣だと聞いて納得。

● おい!!樋口真嗣すぎるだろ!!本編はもっと河毛俊作です。まあ、テレビスペシャルっぽい、とも言えるけど。しかし「2」の椎名桔平、佐藤浩市の存在感はたいしたものだし、リュウソウレッドの一ノ瀬颯の二刀流の殺陣もいい。あと、半可通の自分でも「お!」と思う「はぜを煮付けた鍋」とかの原作小説でも印象的だった食べ物の描写。たぶん、今だったらみりんや砂糖で味付けるんでしょうけど、原作だと生醤油と酒のみ。さぞや塩辛いんだろうな、と思いつつ、それをうまそうに食べるトヨエツの梅安が良かったです。

● 食べ物といえば、中野のヨークマートで、地方のご当地パンを扱っているコーナーがあって、その筋ではおなじみの青森の工藤パン「イギリストースト」の「ブレンドコーヒー」味が!!コーヒー豆の写真とかでリアル寄りのコーヒームードを謳っていはいますが、レトロな味わいのイギリストーストなのでどこまで信用してよいのやら……。とはいえ、食べてみたい。ということで、購入。最初は、ブッセ、パターラあたりにも挟まっている、菓子パンによくあるコーヒークリームを想像していたんですが、なんと挟まっていたのは「ジャリ感」のある、真っ黒なコーヒークリーム。いや……クリームと言うより、あんこに近いのか?ジャリパンといえば、たしか宮崎だったと思うんですけど、東北にもジャリパンの文化があるんですよね。東西にあって関東にはない不思議!

● ちなみに、岩手のご当地パン、オリオンベーカリーの「コーヒーサンド」も一緒に買ったんですが、食べた感じはほぼ同じ。真っ黒なコーヒークリームでした。ジャリ感はないけど。また、食べたい!とは思わなかったけど、こういうもんですよね、ローカルなご当地パンって。青森のイギリスファンの人ごめん。でも、うちの田舎にも地元の人にしかわからないローカルパンがあるんだよ。そしてたぶんそれって他の土地の人におすすめするほどでもない……。

● あ!超合金マッハ号の全貌が見えてきました。付属の三船剛とミッチーのフィギュア、できが良いー!フロントの形状も、イマイのやつよりさらにゴージャス感あるぽってりしたボリュームになりつつ、処理もカッコいいし、文句なしです。お値段以外は!

● あと、タミヤの1号戦車、屋上に持ち出して太陽下で撮影したのでお見せします。人との対比でわかると思うんですが、初期の「戦車」なので小さいんですよ。このサイズって戦車と言うイメージよりたぶん軽トラに近い感じなのかも。

● やっぱり太陽光での撮影のほうが、スケール感出ますねえ。オレの作ったレベルの模型でも、見栄えがいい。