● デストロイアが決着付いたので、スタンバイしていた鉄巨神、仮組み!うーん、予想通り、これはカッチカチのスチロールで出来た「復刻ソフビ」ですね。プラモになったことで、シャープさが担保できたこと。加工が容易になったこと。塗装も比較的しやすくなったことあたりがメリットになったわけですけど、作り方はソフビですよ。一旦分割されたソフビのパーツを組み立てて、その上で、ソフビ同様にパーツを組み上げていくという工程。多少は彩色箇所に沿ってパーツ分けはされていますが、マスキングしてどうこうすれば難易度は格段に上がってしまいそう。プラモとして作るならスーパーミニプラのほうがきっと楽だし、ガンプラ的な文脈では満足度も高いと思います。でも、これはそういうプラモじゃないんですよ。ソフビキットと割り切って、一旦ある程度の形に組み上げてからムービーモンスター同様に筆でちょこちょこ塗っていく、というのが一番なのかも。

● しかし、この成型色はなかなかいいです。肉厚だから、赤の割に透けなさそうだし、何よりイメージしてるガリアンの色に近い(この上からウェザリングを施すことを前提とするなら)!もしかしたら赤い部分は成型色そのまま活かす、というのもありかもしれないし、いっそ完全な無塗装で「これはあのソフビのミニチュアです」って言い張るのもありかもしれないです。……いや、オレはそこまであのソフビに思い入れがあるわけじゃないから塗っちゃうけれども……これきれいに仕上げるには苦労しそうだなあ。

● U-NEXTからタイムループもの『コンティニュー』というのをオススメされて、何それ、初めて知った!と思ったらコロナで公開が一度見送られて、Huluで配信になった映画みたい。『Aチーム』とか『バッドボーイズ』の監督だったので、「これは軽い気持ちで流し観していいやつ」と思ったので、早速観始めたら、意外と面白いんですよ。

● 案の定SF的な設定とかグズグズなところはあるし、最初ノリがいいのに脇道にそれた途端失速したり、バランスは決していい映画とは言えないんですけど適度に面白い。オレはこういうのでもいいです。主演は知らなかった俳優だけど、脇役にメル・ギブソンとか、ミシェル・ヨーとか、ナオミ・ワッツとか、そこそこ売れっ子が出ていて、しかもシリアスすぎないユーモアもある。「『恋はデジャヴ』みたい」というセリフが出てくるのは、『ハッピー・デス・デイ』と同じ。やっぱり、有名作品には敬意を!ということは共通してるんですね。日本だったら『シュタインズゲート』か?それとも今は『東リベ』か?『まどマギ』だったりするのか?全体に「バイオレンス強めのバッドボーイズSF風」といった感じで軽い気持ちで見れるタイムリープものって、なんか不思議でいいですね。「何度も繰り返す」って行為があると、くそ重くなりますからねえ、普通は……。観て得した気分です!

● 得したと言えば、今月も月刊ニュータイプの見本誌をいただきました。

● 水星の魔女関連のスタッフ取材は興味深く読みました。まあ、この感じだとやっぱりオレの観たかったガンダムにはならないよなあ、という感じ。それにしても、相変わらず、志田さんと前田さん、すげえ分量の記事割当だなあ。