● 昨日の移動疲れも、そこそこに今日は午前中から事務作業。島に行っている間に、月をまたいじゃったし、ちょいちょい事務連絡が来てたので、それへの返信メールとか雑務がたまってました。昼過ぎから新宿まで出て、いつもどおりにイエローサブマリン行って、ヨドバシ行って、ラーメン食べました。

● 先日、フェリーに乗った時「船酔いしないように」寝転がって乗船したわけなんですけど、なんか「話をしたりしてるだけでも気分悪くなりそう」なので、目を閉じて頭の中で歌を歌ってたりしたんです。その時になぜか出てきたのが、風間杜夫のシングル曲『夏も泣いている』。たぶん、風間杜夫ファンじゃなければ聞いたこともない一曲。これが、大津あきら、鈴木キサブローコンビの「実に昭和歌謡」な名曲なんですよ。なんというか「グループ・サウンズ」的なメロウな曲。当時は、桑田佳祐が書きそうな曲だな、と感じていたので、桑田ファンだったオレは当時、風間杜夫のシングルEP買ったんですよ!でも今となっては、桑田佳祐が鈴木キサブロー的なものをサザンでやってた、という方が正しいんですね。桑田が他人に書き下ろす曲ってこのノリで、ジューシーフルーツの『萎えて女も意思をもて』とか中村雅俊の『恋人も濡れる街角』なんかは、桑田佳祐による鈴木キサブロー節の最たるもの。

● もっとも、鈴木キサブローは歌謡曲の大ベテランだからほかにもいろんなタイプの曲をかき分けてるわけですけど、『夏も泣いている』パターンは典型的なキサブローだと思うんです。で、フェリーの中で連想して脳内でメロディを流したのが渡辺徹の『約束』。作者が同じ(作詞も大津あきら!)だけにテイストはほぼ同じ!そして、乗り換えた飛行機の中で渡辺徹の訃報を知ったのでした。めちゃくちゃ虫の知らせ的な……。

● 渡辺徹は、数年ラジオ番組を担当していたので録音ブースに入ってお話することも多々あったので、数少ない「携帯電話番号を知っている芸能人」の一人でした。だから寂しいなと思いました。テレビに出ているときのままの人で、若手作家にも優しかった。一緒に番組を担当していた後輩作家たちは、みんなよくしてもらったんじゃないかな?奥さんの郁恵ちゃんも昨年ゼンカイジャーの取材でインタビューさせていただいたんですが、リモート取材でバタバタだったので徹さんとの話は出来なかったけど、子供番組出演依頼を受けた郁恵ちゃんを「子供番組は子どもたちの記憶に残る作品だから最高・がんばれ」と応援してくれてた話を聞けたことがすごく嬉しかったんですよね。どこかで会える機会があったら、そのことを伝えようと思っていたのにな……。

● 話は蛇行したけれど、鈴木キサブロー的な昭和歌謡って、自分の場合は体に染み込んでるので、ダサいなあ、と思いつつも懐かしく心地よいものがあったりすんですけど、若い世代が聞くとどんなふうに感じるのかなあ?何しろ、当時の風間杜夫の人気にあやかったシングル曲なので、そこからしてめちゃダサいんだけどカッコいいんですけどね。

● あと、島に行っている間に届いたムービーモンスターのレギオン。なんかブラックフライデーのどさくさでイリスともども、2000円ちょいで売られていたので購入したんですけど、こいつだけ先に届きました。金額的にはむしろイリスのほうが「激安」だったんですけど、これはこれでいいものですよ。以前のムービーモンスターから金型も刷新されて、複雑なボディ後部なんか「間着」もなしで一発成形されてます。ソフビって、こんな抜き方が出来るんですね!!塗装は旧バージョンのほうが凝っていたけど、成型色はこっちのほうが劇中に近いイメージ。ま、そこはそれ、塗り足して遊びます。

● ムービーモンスターって、これでも子供向けの廉価版玩具なのでvsレギオン版のガメラと並べちゃうと、どうしてもサイズ比が寂しかったり、安全基準ふまえて尖ってなくちゃいけないところは尖ってなかったりするんですがそこは仕方ない。まあ、エポパテで尖らすのはいつもどおりやっちゃうかもしれないです。節足の付け根周辺の間着は目立つから、そこも消したいし。おもちゃオリジナルの原型は消えちゃうんですが、自分にとってこのシリーズはコレクションと言うより「塗装遊び」のキャンバスなので。