● もう直ぐ公開終わり、ということもあって平日の夕方を狙ってガイ山さんがオタク大賞2015で話題にしていた映画「ベテラン」観に行きました。あの「ベルリンファイル」のリュ・スンワンの新作。韓国では1300万人を動員したという大ヒット作。とは言いつつ、あんなスタイリッシュで、クールで、ドンパチアクションを想像したら全然違いました。ひどい財閥の御曹司を追い詰める、等身大刑事と、そのチームが頑張っちゃう話。悪役も、世界規模のトンデモ陰謀とかじゃなく、下請けの現場を非常に切り捨てる、とか、女優を妊娠させた上に暴力振るって堕ろさせるとか、シャブパーティーとか、「地に足のついた悪行」だから、地味といえば地味(現代の韓国の社会情勢考えると、オレが感じるよりも、リアリティがあるんだろうとは思います)。刑事側も、そこまでスーパーなキャラクターもいないので、テレビの刑事ドラマ的ですね。コメディ要素が強いから、肌触りは、むしろ「寅さん」いや、「刑事物語」とかに近い。構成も王道で、飽きさせない「軽い」エンターテインメント(「社会告発もの」というテーマ性はあるけど、日本人にはピンとこない)。特筆すべきは、この作品、これだけのアクションものなのに、銃撃戦が一回もない!!リュ・スンワンの先祖返り的なチャレンジなんだと思います。
● 観終わって「ドーベルマン刑事とか、ザ松田みたいな展開だよな」と思ってたらロビーで、まさに平松伸二先生の書いたポスターが(笑)韓流スターお目当てでやってきたであろうおばさまたちは「ド外道」を何と読むか迷っていました。(「どがいどう?・・・かしら?」)そうそう、オレの他にお客は、韓流スターファンらしき、おばさま三人組と、二人組の合計5名のみ、でした。
● アクションパートさえ、なんとか演出できれば、日本の刑事映画でも決して不可能ではないあたりが、羨ましいですね。多分、諸々の事情で、日本の映画ではこの脚本で製作サイドにGOサイン出させる監督がいないんんですよ、口惜しい。2月5日まで上映中だそうなので、気になる方はお早めに!!
● 今日驚いたニュースは、日活が、ゲーム市場へと本格参入という話。え?イマドキ、ゲーム?!レーベル名は、「SUSHI TYPHOON GAMES」。第一弾タイトルは、「自分の組織を育て、制圧地域を拡大させ、統一を目指す抗争シミュレーションゲーム」(笑)。『刺青の国』すげえな。プラットホームはやっぱりスマホなのか?!
● 仕事の告知ですが、本日発売の、「『人生に主導権を取り戻す90分の授業』
/高橋ひでつう」という本に「イラスト」(!)のクレジットで、こんな絵で参加しました。
● イラストレーターとして仕事をするのは実に25年ぶりくらい(してたのかよ?!)。告白すれば、25年ほど前、青山のデザイン事務所で、イラストレーターとして働いていた時期があるのです。当時は、カタログやポスターのカンプを作るのがメイン(DTP前夜)で、人様の目につくようなイラストを描いていたわけではなかったのですが、今回は書籍なのでだいぶ出世した感じです。もっとも、今後、イラストの仕事が来るとは到底思えないわけですが(’∀`)。


