● 今日は先日の伊東四朗さんインタビューのプレビュー2日目。多くの方がご存知ないだろうとは思いますので改めて、テレビ番組の制作フロー書いておきますね。今回のは30分のインタビュードキュメンタリー番組なので、こんな規模です。予算のある番組とかだと、ロケ前の打ち合わせが、後数回増えたり、それぞれの期間が伸びたりしますが、概ね、こんな流れが基本形です。
1/まずはネタ決めのミーティング。
資料を持ち寄って、打ち合わせしながらラインナップを決めます。この番組の場合はキャスティングですね。
2/キャスティング後に制作打ち合わせ。
この時までにディレクターと作家がリサーチしつつ構成をまとめておき提出、プロデューサー以下全スタッフ承認を受けます。必要があればここで構成の修正。
3/ロケ。
4/粗編集。
昔はオフライン編集って言ってました。大概、構成どおりには行ってない事が多いです。
5/プレビュー。
粗編集後の第一回試写です。これを作家、プロデューサーらがチェックして意見をまとめ再度ディレクターに戻します。この段階で全員の頭の中に完成形がやっと見えてきます。最終的なイメージが固まらなければプレビューが続きます(この番組の場合は2回)
6/編集。
プレビューを受けて、編集室を抑えて編集。フライングではあるのですが、この段階で作家は並行してナレーション作業に入ります。理想は、編集後に「完パケ」を観ながらナレーション作業なんですが、近年、そこまでスケジュールある番組作りができなくなってたりするのが現実です。
7/ナレーション打ち合わせ。
バラエティではやらないんですが、硬い番組の場合は書きあがったナレーションを元に、スタッフで読み合せして、最終的に仕上げていきます。放送上不適切な表現などが強い場合には、局から校正役のスタッフが参加したりもします。ここで言い回し、タッチなどを修正しながらナレーション原稿が完成します(要するに、作家個人でフィニッシュするわけではないんです)
8/MA・ナレーション収録。
効果音、音楽に合わせてナレーションを収録してから、音量などの調整作業。ナレーターさんによっては、現場で言葉や言い回しを変える時があるので作家は同席することが多いです。これで、完成です。
● 本日は、2回目のプレビューが終わり、全体像が確定したところ。そんなわけで、これからナレーションを書きます。構成作家は、ロケと編集以外には立ち会います。30分番組とはいえ、それなりに番組に干渉していくわけですね。
● 日本で放送されるのかどうか、そわそわしていた「We Bare Bears」が、なんと!!NHK BSで放送されることになったみたいです。邦題は「ぼくらベアベアーズ」。素晴らしい(我が家はBS視聴環境ないけど)!つまり、今後、配信なり、ディスクなりで視聴することができるわけですね!!
● 「悪魔バスター・スターバタフライ」も、早いとこ配信お願いします!!つーか、カートゥーンチャンネルは、有料配信サービス始めてくれてもいいと思うんですけどもねえ。